2022
05.14

奇門遁甲について、すこしお話をいたしましょー。

今年から、新版奇門遁甲中等科(実践科)を初公開いたしまして、すこしずつ語っていなかった秘伝的なものを講義しておるのであります。

画像をご覧ください。
立向日盤の南の方位の配合が記されておりますです。

南の天盤に丙がありますから、これは丙奇昇殿でございます。
旅行すれば、丙奇の「気」を得ることになりますです。

しかし、
「死門がありますが…」
死門は、滅亡と不動の星でございます。
たとえ丙の「気」を得たとしても、それが目的を達成する前に滅亡してしまうかもしれません。

消極的な男が、お女性に近づくために丙奇を用いると、火事場の底力的なパワーが宿り、自分でも驚くほどのアプローチをするかもしれませんけれど、死門があるために、ここ一番のチャンスに、尻込みしそーであります。

が、死門と太陰によって、死門の良さが発揮されるのであります。かえって良い結果を招くことになるのであります。

八門の凶を、八神の吉神が救うという秘伝であります。
凶門は、驚門、死門、景門、杜門、傷門の五つございまして、これらが或る吉神と出会うことで、凶門の隠れた良さが出るのであります。
これらを「五仮」と申しますです。

死門と太陰は、五仮のなかで、「鬼仮」と呼ばれますです。
太陰は月の象意。真夜中に鬼が現れるのであります。
鬼は「ノ」と「田」と「儿」と「ム」から出来ております。
つまり、「ノ」の棒切れをもった者が、田んぼから、「ム」は所有するですから、作物を盗んで、「儿」足ですから、スタコラ逃げていく泥棒とも解釈できますです。

ここから、死門の害悪だけの意味の中から、不動や逃亡という退避から、むしろ新しい道が見えてくる。
言い換えれば、臨機応変という意味が飛び出すのであります。

ですから、お女性にアプローチする際に、この臨機応変さが積極的なかに現れるのであります。

ちと喋りすぎましたね。

中等科の皆様、いずれ、これら五仮について語られる時が来るのであります。
また、現在、配布中の、奇門遁甲カレンダー2022年下半期分は、多くの秘伝を吟味して作成されておるのであります。