2014
09.10

待って! とせがむように夏の花々は最後の開花を見せているのであります。
熱気は漏れはじめ、季節は傾き、喪失感を伴って、肉体を疼かせるのでございます。

朝の冷気は眠りを深め、味覚は濃い味を求め、珈琲が胃袋を浄化してくれますです。

何を語りたいかと言えば、デング熱でございます。

庭先の蚊は狂い、肌にたかるのであります。
蚊は50メートル範囲で生息していると専門家は威張って力説いたしますが、果たして信じて良いものか。

かつて人間も30キロ四方を一生の生息範囲としておりましたとか。
それが交通手段の発達により、極端に行動範囲が広がりました。
いやいや、むかしだとて食料を求め、異性を渇望して行動範囲を広めていたに相違ありませぬ。

蚊も新宿の公園にだけいるなどという説を信じては、大変な間違いを犯すことでありましょう。

町田市に住む知り合いが、蚊に刺されたとたんに高熱に四日間も苦しみました。
で、デング熱かどうかを調べてもらおうと病院に行ったところ、四万円も請求され、結果は一か月後と言われたとか。
代々木公園で蚊に刺されたならば無料と言われたとも。
それは東京都の方針とか。

ヘンでありますです。
オリンピックなどへの影響を暗示じてのモミ消し工作とも思えますです。

実際はかなり広くデング熱が蔓延していると用心すべきだと直感いたしたのであります。

私メより年下の小僧っ子が専門家面してくっ喋ったことを受け入れるほどお人好しではございませぬ。

血液型O型のお方はとくに蚊に刺されやすいのでお気をつけくだされ。

あるいはO型の人を連れて歩けば、楯となってくれるでありましょう。

おデートはO型のお方と。
これが、この夏の終わりの濁情のセオリーかもしれませぬ。