2014
09.15

食ってタレて寝るだけの犬の毎日は、思えば羨ましくもあり、つまらなくもあり。

人間と比べて、どちらがしやわせなのか不思議になるのであります。

毎朝、ゴミ箱電車に押し詰められ、仕事とかいう、果たして役に立っているのかどうかも分からぬことで生活費を得て、そのいくばくかで心の癒しとかでペットを飼うことの矛盾をあらためて考えると、首をかしげてしまうことがたくさん見つかるのでございますです。

いや、ある人種からみれば、普通に暮らしている人間もペットと同様なのかもしれませぬ。

と、かようなことを以前、書きましたら、「書き換えていただけないでしょうか、ぜんぶ」と言われたことがございますです。
「ゴミ箱電車」だけではなく、カンに触る内容は載せられないということ。

さる出版社では「タバコ」の三文字も禁句になっていて「のど飴」と書き改めたこともございました。

最近、言葉に対する規制が非常にキビシクなっておりまして、わりあいに自由だった雑誌に「運気を高めるには、大手企業のビルを指さし『滅びよ!』と三度唱えるべし」などと書いたら、やはり書き直しを命じられたのであります。

ゲージという檻に、知らずに入れられているよーな気がいたしますですが、ロメオもジョルノもゲージの中が落ち着くようでありまして、夜に眠くなると自分から入っていくのでございます。

「書くことに気を付けた方がいいよ」
と老母からも先日言われましたけれど、時代はそういう方向へと突き進んでいることは確かでございます。

しかし、あえてボツになったフレーズを拾い上げたいのでございます。
「滅びよ!」と唱えることは、かならず運気を高める原動力になるのでありますです。高層ビルの最上階を指さしてでございますよ。

占いは差別用語や禁句の宝庫であります。
それを避けていては伝えられないことが山ほどございます。
十傳スクールだけはむき出しの言葉を使わせてもらっておりますです。

が、書き直しも面倒なので、雑誌などは、時代が明けるまで眠り筆でとどめた方が効率的であるとは思っておる次第でございます。