2015
12.20

生まれて初めてのことが、まだあるモノであります。
バラをプレゼントしていただいたのでありました。

ほとんど反射的に頬が赤らんでしまいました。

イイものであります。

お女性から「バラの花の一本でもプレゼントされると嬉しいんです」などと言われたことがございますが、ははーん、この甘い気持ちにひたるのだなと、納得してうなづいてしまいました。

帰りの電車の中で、駅に停車するたびに、バラは思い出したよーに香りたち、子猫みたいにやわらかく私メのかたわらに寄りそっておりました。

自宅で包みをほどいて水をやりましたら、艶やかさを増して、夢見るように咲きながら殺風景な部屋を飾ってくれるのでありました。
その向こうには楕円の月が。

ようやく、しやわせカードの作成が終了し、ホッとして、快い眩暈に遊んでおります。
「来年度の作成は無理かもしれない…」
などと考えては、「それでも作ってしまうんだろうなぁ」と自分の習性を諦めてもおりますです。

そろそろ本格的に来年度の講義の内容を計画しなければなりませぬ。

けれど、今夜はバイオリンの曲などに耳を傾けながら、バラに包まれたいのでございます。