2020
07.23

先日、セミナーの始まる前の、妙にけだるい時間に、寝そべっていたカーペットから飛び起きて、神蓍を振ったのであります。

突如として、
「新型コロナの行方」
これを占ってみよ―かと発作したのであります。

出た卦は升の巽に之であります。
子孫が伏し、
「これはヤバイ。8月9月になったら」
病気を告げる官鬼が旺相。卦は重卦。さらに反吟。化して六冲卦。

モリオカに退避するしかないと決めたのですが、そのモリオカも感染者数はゼロでありますが、それを信用できるかどーかは昨日のブログのとおりであります。

本日のモリオカは猛暑でして、草取りをすることは不可能。
仕事をする気分ではないし。
市街に用事もないのに出かけるのも危険。

「では」
車を飛ばすこと40分。小岩井農場のドン尽きにあるスキー場へと向かいました。
もちろんスキーなどはできません。

岩手山の登山口の一つとして、リフトが動いているのであります。
高い場所なら少しは涼しいかと思ったのであります。

人が途絶えていましたが、リフトだけは動いておりました。

草原の斜面をリフトは私メをのせてぐんぐん上っていきました。

ふと足をみやりますと、トンボが止まっておりました。

月破の丑の世爻は東北に空亡中。
トンボも油断して止まれるはずであります。

「断易、普通日の夜にも講義してください、リモートで」
てな要望があったことを思い出し、
「するとすれば、二時間で週一かな」
脈絡なく浮かんだりするのでありました。

金魚のよーに顔が赤く日に焼けてしまいましたです。

 

2020
07.22

用事があり、ついでに、久しぶりにバーに立ち寄ったのであります。
たちまち体が火照り、汗がだらだら。
一杯だけで切り上げるのでありました。

このカクテルは、エクソシストとか。

それはイイのでありますが、問題は夜のモリオカであります。

三密もいいところであります。
しかも、咳をしてマスクなしの者が多いのでありました。

たしかに今のところ感染者ゼロの県。

そして、
「県外の人は来ないで!」
の声。
ある家庭では、東京の身内に、
「来てはいけない」

「ははーん」
なのであります。
「この街の様子を県外の人々に隠したいのでは…」

さーて、GO TOキャンペーン。
行けと言われ、行くなと言われ。
GOとSTOP。

まるで天体が12月に向け、木星と土星が接近しつつあります。
自由の星、木星と、抑制の星、土星が接近していることとリンクするのであります。

モリオカは、コロナ後の世界から置き去りにされたよーな昭和の賑わい。複雑な気持ちにさせられるのでありました。

 

 

2020
07.21

仙台から乗車してきたバカ女三人組の、咳をしながらマスクもせずに大騒ぎに辟易し、やっとモリオカにつき、すると、ほとんど反射的に、コンビニへと急いだのでありました。

おりました蘭丸が。わたしの蘭丸が。

髪を後ろに無造作にたばね、レジで仕事をしていたのであります。
口元にうっすらと髭が青くのびだし、
「らっしゃいませ」
薄い胸が愛おしいのであります。

わざと知らん顔をしているのか、目を伏せ、カップ焼きそばとウィスキーの値札に読み取り機をあてながら、
「袋は…」
そのときだけ視線を当ててくれるのでありました。

まるで他人を見るよーな眼で。

姿はお女性。声もお女性。身ごなしも、ささくれた指先もお女性に違いないのですが、
「おひげが…」
仙台からのバカ女とは雲泥の差。
質素可憐なのであります。

「どーして知らない顔をするんだよ」
声が出そう―になりましたです。

「袋は…」
そんな冷たくしなくてもいいのではないか。
「あります、あります」
ポケットから畳んだビニール袋を広げ品物を入れるのでありました。

右の画像は、隠し部屋の一つ。
この部屋の天井から鎖をつるし、拉致した蘭丸を閉じ込めたら、どんなにしやわせでありましょー。衣服を剥ぎとり、キリストのよーに十字につるしたら、どんなに美しいことか。

それとも蝋燭の蝋をたらしましょーか。
熱い、熱いと眉を寄せ、首を左右にいやいやをして苦悶するのでありましょーか。

「かえさないよ蘭丸。ここが蘭丸の住処なのだよ」
気を失った蘭丸に、それは美しい化粧をほどこしてあげましょー。
つんと勃起したちいさなペニスは百合の花で包んであげましょー。

妄想のままに、モリオカの夜は更けるのでありました。

屋敷は八分通り出来上がり、カーテンと、クーラーの室外機が設置されれば住める状態。
「お盆過ぎまでお待ちください」
と担当者が言うには、庭に石を置いた関係上、庭の整備とエクステリアが残っているためとか。

明日も蘭丸に逢いに行くことを、心に誓うのでありました。