08.24
以前、易者の団体で「占いを資格制にしよう！」という動きがございました。
会計士とか弁護士のように試験によって一定の水準に達した人に「占い師」としての資格を与えようというものでありました。
私メは当然のごとく反対いたしました。
知識もない易者が横行し占い業界を汚すから、というもっともな理由に、根っこの部分で同意できなかったからであります。
そもそも占い師は人間のクズでありまして、堕ちるところまで堕ちた者たちの最後の稼業でございます。
「クズとはなんだ、侮辱するするのか」
と食ってかかられては困りますから、言っておきますが、カスまでは落ちていない宙ぶらりんの身分だと自己弁護いたしておきましょう。
資格を与えられるということは、最低でも身分を保証されるわけであります。その代り自由を差し出さねばなりません。
派閥が生まれるからでございます。
理事長とか会長とかそういう者が現れることは明白。
もともと集団行動が苦手な人たちが易者という稼業に辿り着くのでございます。
それが全国会とかそういうシバリに馴染むことは不可能でございます。
占いはつねに社会から蔑視されつつも、その社会から必要とされる不思議な仕事であります。
自分で腕を磨き、健康に気を付け、工夫によって収入を高めていく、いわば職人にちかい仕事なのであります。
泥の中を這いずり回り、そこで人間の本質というか原理というか、裸な生身の姿を悟ることで、その経験を占いの原則とシンクロさせて成立するのが鑑定であります。
無頼の職業であるのであります。
親にも友達にも相談でない嘆きにちかい欲望を肯定し、あるときは否定し、またあるときはいっしょに怒る運命の共犯者になれれば理想の姿でありましょう。
いま資格不要な仕事は、占いとカウンセラーと手品師くらいでありましょう。小説家だって団体がございますから。
孤独とのたたかいは易者にとっての宿命でありますが、過去には隠田の神様などの大金持ちとして大成功した人たちも大勢いるのであります。
一般の歴史上から無視された大易者たちのお話はまことに面白いモノでございます。
成功した彼らに共通しているのは……。
このことは、ぼちぼち講義でも取り扱うことになるでありましょう。
エロネタにぼやかしつつ述べるつもりでございますです。
欲望肯定、資格否定。徒手空拳といったところですかね？何分個人的に孤独を感じてばかりいるもので？
●十傳より→といったところであります。
ご自分の立場が脅かされるからですか？ごもっともな、貴殿のご意見が拝読いたしますれば、そういう感情が伝わってきます。これも覇道でしょうか。
●十傳より→すべてに対して反対すると勝手に自分で決めた「立場」であるからであります。…資格の事でありますですよね。
先生こんばんは。
大易者のお話、おもしろそうです。ぜひ聞いてみたいです。
手をみましたら、私は節型のよーです。
そういえば、右足の裏にほくろがふたつあります。足裏中央からみて薬指側に1㎝の所と、
そのほくろから下に2㎝の所に。縦にならんでいます。
怪しげなほくろ達でしょうか？
●十傳より→足裏のホクロは吉ボクロの確率が大でありますです。
人間は徒党を組みたがるようでございますね。免許が有ろうと無かろうと。
まずはトマトを食べて夏疲れを癒し、来たる秋のエロに備えねば…でございます。
エロ易者話、百人一首のよーに小野先生の独自の切り口でシリーズ化してくださればよいのに。
●十傳より→十傳スクールでも、免許皆伝の何かは発行する所存であります。が、実占で役に立つかはどーかです。エロ易者話の口火は銀座ジプシーでありましょうかね。
改めて考えてみますと、占い師とは特殊な職業ですね
歴史も古く、昔から権力者や地位の高い者たちが頼りにしてきた職業でも
あるのですから
占い師といっても様々ですが、元々持っていた素質、優れた頭脳と探究心がなければ
先生のように中身のある一流の占い師になるになる事は出来ない
素晴らしい職業だと思います。
今、ある記憶が蘇りました
高校の修学旅行で京都の太秦映画村へいった時
白く長い髭を生やした 年配の占い師さんに手相をみてもらいました
主だった線については良い事を言ってくれたのですが、ただ一つ
「この赤い点は良くない」と言われたものがありました
それは以前から自分でも気にしていた 金星丘 に針で刺したかのような赤い点
そして、特にひどい生活をしていた時には「不幸星」は2つになっていました
でも今はありません、いつの間にか消えてなくなりました
「不幸星」と呼んでいた赤い星が もう二度と出ない事を願っています。
●十傳より→金星丘に赤い点。つまり金星に火星が侵入する遁甲でいう「太白入熒」の凶の意味がありそうでありますね。
ほっぽうりょうどはかえるでしょうか
●十傳より→戦争して勝てばね、と言わせたいのでありますね。
孤独に身を焦がす… いいもんですね？僕自身も集団行動苦手でしてサラリーマンの群れなんか特に嫌いです。仕事終わったらとっと家帰れと。他のどの職業より人の本質を見抜きなおかつ客観的にみれる職業というのは占いしかないと思います。なんか偉そうなこといってしまいましたが。
●十傳より→覇道の基本が出来つつありますですね。期待大であります。