2010
11.14

DSCN6093春の花に比べて、秋の花は損であります。

「今頃になっても、まだ咲いているのか」

なんて思われがちだからです。

「今頃咲いてどうするつもりだ」

という声も聞こえるのは、私の耳がヘンだからかもしれませぬ。

が、枇杷の開花がはじまったのであります。

「その歳で、頑張って何になるんだ?」
「おいおい、すこしは周囲の気持ちを読めよ」
「もうその流行りは終わってるって」

枇杷の開花を人間に見立てると、こういう感じでありましょうか。

春の花ならばこうではありません。
「んー、いよいよ春なんだなぁ」
「久しぶりの花の香りだ」
「キミの人生はこれからなんだよね」

人生の春に、運をつかむ人、30代の人生の夏に幸運を迎える人、40代なら秋でしょうか。そのころに枇杷の花のように開花する人。
ああ、50代以降は冬の花であります。
冬の花なんてありませんです。

冬木立ちってな有様ですよ。

トホホ…。