2010
11.14
11.14
「今頃になっても、まだ咲いているのか」
なんて思われがちだからです。
「今頃咲いてどうするつもりだ」
という声も聞こえるのは、私の耳がヘンだからかもしれませぬ。
が、枇杷の開花がはじまったのであります。
「その歳で、頑張って何になるんだ?」
「おいおい、すこしは周囲の気持ちを読めよ」
「もうその流行りは終わってるって」
枇杷の開花を人間に見立てると、こういう感じでありましょうか。
春の花ならばこうではありません。
「んー、いよいよ春なんだなぁ」
「久しぶりの花の香りだ」
「キミの人生はこれからなんだよね」
人生の春に、運をつかむ人、30代の人生の夏に幸運を迎える人、40代なら秋でしょうか。そのころに枇杷の花のように開花する人。
ああ、50代以降は冬の花であります。
冬の花なんてありませんです。
冬木立ちってな有様ですよ。
トホホ…。