2011
03.21
伊勢市のふるい友人からコメを送ってもらったので、久しぶりにコメの飯であります。
段ボールのなかにはいろいろとありまして、お茶の葉もございました。
それでスーパーに行ったら「桜エビ」が誰にも買われずに売れ残っていたのであります。
298円でありました。
よし、これで桜エビとお茶のご飯だ。
てなわけで、フライパンでご飯を炊きまして、最後の一歩手前で桜エビを投入。それからお茶の葉を入れましてござる。
もちろん出汁は必要であります。
それに出汁醤油。
普通のこいくちの醤油を使うと、ピンク色が汚れると危惧したからであります。
思いのほかの大成功であります。
お茶の葉が渋く、すがすがしいのであります。
段ボールからインスタントみそ汁を取り出しまして、お湯を注いだのであります。
ふーむ。
満腹。
罪悪感のするほどの美味さでありました。
外は朝からの雨であります。
音をたてたり、ひそめたり。
薄暗い部屋のなかで、桜エビの昼食をすませたのでありました。
恋をした気分でありました。
桃色に酔ったのでありましょうか。
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開運料理 /
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2011
03.21
このブログに引っ越しまして、いろいろとご不便をおかけいたしております。
◆コメントができないという方へ
●コメントできなかったのは
オフィシャルサイトなのか、十傳クラブなのかどちらでしょうか?
●どのようなエラーメッセージが表示されるでしょうか?
●ご使用の環境をお知らせください
(PC/トコモ/ソフトバンク/au/アイパッド/アイフォンなど)
●PCの場合は下記の回答もお願いします。
・OS(例windows/Macなど)
・プラウザ(例 InternetExplorer/GoogleChromeなど)
◆また、会員のお申し込みをしたのに、日々のメールが届かないという方へ
考えられるのは携帯、あるいはPCなどで、迷惑メール対策をなさっていることです。
つまり、私の方からメールを出しても弾かれてしまうことが考えられるのです。
toden@ono-toden.net
から届きますから、上記のアドレスを受け取れるように設定し直してください。
私も、こういうことには疎いんです。
でも、お知らせいただければシステムの方と連絡をとりますので。
よろしくお願いいたしますです。
小野十傳
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仕事のお話 /
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2011
03.20
夜の9時になると、従弟から電話が来るのであります。先ほどもございました。
震災で亡くしたお嫁さんの火葬が本日だったのです。
ひとしきり泣くのであります。
きっと外で、二人の子供に聞かれないようにして泣いているんだとおもいます。
世間では「立ち直れない人はいない」と断言する人がたくさんいます。「立ち直ろうとしたら、いつだって立ち直れるんだ」と強い口調で励ます人がおります。
でも、そうでありましょうか?
悲しみから立ち直ることのできるる人と、そうでない人がいます。
いいえ、立ち直ってはいけないというか、そのまま倒れていていいからと思わずおおいかぶさって温めなければならない人がおります。
従弟がその状態であります。従弟の親父がその状態なのです。叔母もそうらしいです。
「立ち直れるはずだ。立ち直れないなんていうな!」なんて、とても言えませんです。他人事ならば言えるのかもしれませんね。新聞やTVで見聞きします。励ますつもりなのかもれませんけれど、それは想像力も思いやりもない冷たい言葉なのであります。
「立ち上がるな、そのままでいろ。あとはオレがなんとかする」
それが優しさというものではないかと思うのであります。
自分でいうのもなんですが、葬式とかそういう場所では私はなぜか頼られる損な性分なのであります。
「おかしな人だおんな」
と老母もいつも首を傾げるのであります。「あんだの顔をみてしまうと我慢できなくなって泣いてしまうんだおんや」と。
その代わり、祝い事のときは「オメの顔を見てるとイライラする」と亡父に言われたものであります。
しかし、従弟の泣き場所が私しかないのであれば、いつでも泣け泣けと言いたいのであります。
本日は火葬。
本葬は交通機関が正常に戻ってから…四月の下旬になるのでありましょう。
「立ちなおれねべおん」
火葬にたちあった老母も妹もそう漏らしておりました。
「しかたねべさ、仲のよかった二人だおん、しかたねんだ」
愛するということは、いずれ死という絶望の到来を回避することは不可能だということなのかもしれませんです。
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