2011
03.11
03.11
手帳をみたら、イタリアから帰ってから、すでに一か月以上も経過しているのでありました。
ローマ空港に到着して、あまりの空腹に飯屋を探してさまよっていた画像がコレであります。
甘いコルネットとかはあるのですが、この時は納豆定食のようなヤツを求めていましたっけ。
乗り換えまで3時間もあり、結局はカチカチなピザを食った覚えがございます。
記憶とはじつにあやふやなものであります。
この画像に至っては、撮影したことすら記憶にないのであります。
ナポリのタマゴ城であることは知っております。そして、このとおりが薩摩通りだったか…。それはアヤフヤ。鹿児島にナポリ通りがありまして、ナポリと兄弟都市なんですね。
この海が、鹿児島の海とそっくりなんです。
が、画像にはありますが、私の記憶からは、すっぽりと抜け落ちているのてあります。
何を言いたいのかといいますと、恋は観光旅行のようだということです。
女にどんなことを喋ったのか、男はほとんど記憶していないことが多いということを遠回しに語りたかったのでありました。
が、女の方はカメラのようにハッキリと覚えているのでございます。
その記憶の相違でときどき大変なことになるのでありますが、忘れてやるという気づかいこそ、恋愛をうまく育てる要因かも知れないのであります。
「あのとき、こういわなかった?」
「覚えてないなぁ…」
「いったよ、ぜったいに」
「いったかなぁ。言ったのなら覚えているはずだよ」
「そういわれると自信がなくなる。わたしの記憶違いだったかも。わたし頭悪いから」
なんと女の子はいないのでありましょうか。