2016
06.29

もういい加減、努力をしても真心で接しても、幸運は掴めないことはご承知かと思いますです。

この世は3パーセントなのであります。

ギャンブル誌で、アンケートを2年間にわたって取り続けたことがございます。

「勝てると思う時は勝てるか」
「資金に余裕のある時ほど勝てるか」
「直感の冴えと勝敗は連動しているか」
「モテる時は金運もイイか」

などなど、たくさんの資料が、いまも私メの手元にございますです。

ギャンブルは勝ち負けがすべてでございます。
心の問題を排除した分野なのであります。
これほど占いと密着した分野はございませんです。

ほかの易者が、どーしてギャンブルを占わないのか、とても疑問なのであります。当たりハズレが明確に出るのでありますから、ギャンブルでの勝敗によって腕を磨けるはずなのに…。

まぁ、いいさ。

で、そのアンケートの結果、3パーセントの少数派は、常に勝ち続けるという結論がデータから類推されたわけであります。

この度の選挙で「投票には行かない」と答えた人が全体の4パーセント。
むむむっと来ました。

世間の常識は幸運にとっての非常識と、口が酸っぱくなるほど言い続け、そして敢えて差別的な言語を用いたりしているのは、多くの人々の心の中にも棲んでいることなハズであります。
しかし、何らかの事情で、それらを封印しているのであります。

占いの根底にあるのは、人間の本性を見据えた確固たる部分を、それを醜いとか汚いという言葉で排除するのではなく、認めて直視する姿勢でございます。

宇宙ステーションまで作り上げる頭脳を持ちつつ、獣の下半身を有するのが人間であります。

お金持ちなどの成功者はひと握り、3パーセントであります。彼らは、運を大切にしながらも、運の本質を見極めているのであります。

3パーセントの部族に入るためには、良識だと信じている妄想を払いのけ、感情をねじ伏せてでも、少数派にくみする練習が大切であります。

渋谷を歩いていましたら、選挙演説の喧しいこと。
信じるものは騙される。
これが真実なのであります。