2022
06.22

多くの男たちがそうであったかも知れませんが、私メも一時期、オートバイにのめり込みましたです。
16歳で免許を取りまして、もう狂ったよーにオートバイが欲しかったのであります。
しかし、
「危ないから」
それはそーでしょう。とうとう学生時代には手に入れられませんでした。

24歳で初めてカワサキの650だったかを手に入れた時は、わなわなと太ももが震えました。
が、二年で卒業。
ある日突然、バイクに対する興味が失せたのであります。
半年ほど雨ざらしにして、もう忘れましたが、いつの日か中古屋に引き取ってもらったのであります。

パチンコにも狂いましたです。
いまでいうギャンブル依存です。
気がつくと、パチンコ台の前に座っているのでありました。
その日の日給を30分もかからずにスッタこともザラでありました。
「オレは何をしているのだ…」
つくづく自分がイヤになるのですが、翌日には開店前から並んでいるのでございました。
これは3年ほどでピタッと止めましたです。
やはり、打っている最中に、突如として興味が失せたのでありました。
足元にたまった大箱2杯を、そのままにして店を後にし、それ以来、パチンコ屋に入ったことがございません。

これはジョークですが、あるお女性から、
「オノさんはセックス依存症です」
彼女は素人心理学者でありました。占いでは私メに勝てないものだから心理学で対抗しようとしていたのでしょー。
ネットで30項目に答える質問があり、そのURLを送ってきやがったのでした。
100点でありました。
「ほーら、完全なるセックス依存症だよ」
「ということだね」
「サイテー」
後日、そのURLを知り合いの男たち数名に送ったところ、全員が、
「満点でした」
ネットの心理テストなんて、こんなものでありますです。

世間で依存症地とか騒いでおり、依存症というのは大変な害あるものなのでしょう。
でも、熱中できるものではないかと。
「度を越さなければイイんです」
とは申されますが、度をこさなければ、ただの趣味。趣味程度ならさっさと止めた方が良いというのが私メの勝手な考えであります。
やるならトコトン。
なにひとつ夢中になるものを持っていない愚衆には分かるはずもございません。
あの熱中している時の高揚感、この世のモノとも思えぬ陶酔感。体力気力のギリギリのところまで自分を追い詰める幸福な自虐感。

恋愛だって依存でありましょー。

おそらく私メは占い依存症であります。
バンザイであります。