2011
05.05

昨日つくったおでんの汁で、トマトを煮詰めるのでございます。

トマトのおでんの出来上がりであります。
食する時は、もっとひたひたに汁を注ぐのであります。

皮はむかずに、切れ目だけを入れて煮詰めることで、自動的に皮がむけやすく縮むのであります。

銀座あたりで流行りましたが、じつに簡単なので家で作った方が安上がりというものでございます。

トマトの洋風の酸味が、和の汁の味と絡まり合い、和風の庭に雨がしっとりと降るような、そんな落ち着いた味になるのであります。
小生意気な女が、ベッドの中で馴染んでいくようなかんじでありましょうか。
ラーメン屋でアルバイトしているヤンキー娘ってかんじでありましょうか。

それとも、それまで遠慮がちに付き合っていた男女が、ちょっとしたこと…たとえば二人ともラッキョウが大好きだと分かった瞬間に、はじめて意気投合したときのような、そんな感動的な味が、トマトのおでんには備わっているのでございます。

そのトマトを食いながら、歩いてきた鎌倉のハイキングコースを地図と照らし合わせるのも趣ぶかいものでございますです。

ここは六国見山(天園)から二階堂におりるまでの獅子舞の谷といわれる小川づたいの小径なのであります。
知る人ぞ知る名所でございます。

筋肉痛の足を椅子に伸ばしながら、古地図の地名などを眺めていると、つくづく年老いたものだとおもったことでありました。

  1. 美味しいとまとがさらに美味なおでんに変身したのですね。
    でも十傳先生、けっこうな距離を歩いたり朝も走ったり自転車こいだりと鍛えてらっしゃいますですよね。私は朝から夜中まで何時間あるき通しても平気ですが、先生のように山はめったにというか今は全く行かないのでたぶん山道を歩いて行っても‥帰ってこれないかもでありますです(汗)山道では使う筋肉がちがいますものね。

    ●十傳より→山歩きは慣れているはずでありましたが、おもえばそれば30年もむかしのことでありました。足首も筋肉痛であります。

  2. 串焼きで、プチトマトを団子刺ししてベーコン巻き焼き。
    「へぇ〜・・・」
    ありそうでなかった、なさそうでありな料理の発見は楽しいものですね。

      ●十傳より→こんどはメロンでやってみようかと思っておりますです。湖南料理ではメロンとひき肉を竹筒に入れますですから、おかしくはないとおもうのであります。

  3. プチトマトのベーコン巻きも美味しそうです。湘南料理があるんですねーメロンと挽き肉を竹なんてハイソなお料理です。私はアボガドに生ハムを巻いてご飯のお友にするのが好きです。
    今、焼肉チェーン店のユッケが話題になっていますが、ユッケ一度も食べたことがありませんです。
    260円のユッケ、怖いですね。昔、辛子レンコンの食中毒もありましたね。
    当たる当たらないとギャンブルのようです。

    ●十傳より→湘南料理じゃなくて、中国のコナン料理です。北京、四川、広東と中国料理がありますが、湖南料理という高級料理がございます。いちどだけ食べたことがありますが、お上品すぎて良く分かりませんでした。
    ユッケとか、そういうナマモノはぜったいに食べないことでありますよ。とくにチェーン店はなにを使っているか分かりませんし。