2011
05.09

GW最後の日、湘南海岸には夏の光がとびちっておりました。

こういうふうに鏡のようにうつる砂浜は夏のとうらいの証拠なのであります。

淫らであります。

夏の湘南は匂いまで淫らなのであります。

まだ微かではありますが、浜辺のいたるところから火薬のような匂いが、やがて海を覆い尽つくし、男と女は官能に狂わねばなにも始まらなくなるのであります。

くるぶしまで海水に濡らしましたら、冷たさとぬるさがこうごにだんだら模様に感じられました。

海は津波のような恐ろしさもあわせもちながら、一方で人の魂をねこそぎ淫らに染めるふしぎなちからもあるようであります。

恋は淫らなのであります。
愛も淫らなのであります。

淫らさのない恋愛は恋愛ではないのであります。

海水はやがてむずがゆいほどぬるまっていくことでありましょう。

冬の間はくっきりとみえていた大島も富士もかすんでみえませぬ。
夏にい至った証なのであります。
これから十月までそれらをみることはできませぬ。

つまり淫らが許されているわけなのであります。

浜では、男も女も、それが若くても、すこし年齢がいっていても、みんなニヤニヤしているのでございました。

  1. おかげさまでオノ先生に教えて頂きました奇門遁甲極秘伝「戦格」の必殺の呪術は使わずに済みそうです。
    ありがとうございました。夜中に夜空を見ましたら二ヶ月前の地震で亡くなられた人々の顔が浮かび上がりました
    。大震災があったことを忘れていた自分が恥ずかしくなりました。
    福島と岩手には「平安仏」がたくさん昔から発掘されていたと本に書いてありました。
    昔からいつの時代も平安ではないからこそ「平安仏」が作られていたのでしょうね。

     ●十傳より→ところがですよ、その平安仏はヤマト朝廷が、エゾ民族を支配した遺物でありまして、宗教によってエゾ民族をマインドコントロールしたわけであります。先ごろ天皇が岩手の被災者に会いに来たとき、滅んだエゾ民族がよみがえり激しい抵抗が私の心で生まれたのであります。
    あ、奇門遁甲「戦格」はまだおしていませんでしたけど。

  2. いえいえ、奇門遁甲の「戦格」と知りましただけでココロのガソリンがハイオク満タンになったような安心感が
    致しました。
    エゾ民族とは、「蝦夷」アイヌ民族のことなのでしょうか。エゾ鹿とかの名前の由来に使用されているのですね。
    名だたる戦国武将も現代では殺人者ですもんね。
    彼らは多くの人々が恨めば恨むほど彼らの大きくなる栄養になるんですもん。
    無視よりいいのは、嫌な相手に感謝すれば同じ土俵からワンランク上がるのかもカモです。
    旅客機で申せばエコノミーを希望したのにあいにく満席で同じ料金でファーストクラスに案内されるような
    ぐらいの奇跡が起こるようなことがあるかもカモです。

      ●十傳より→ホントはですね。忘れることが最大の侮辱になるのであります。「前彼のこと思い出すでしょう」といわれて「え、そんな人いたっけ?」てな調子。この世で最高に悲しいことは存在を忘れられることかもしれません。

  3. オノ先生のおっしゃる通りです。最大の侮辱で悲しいことは人から子から孫から忘れられた人や故人ですね。
    私は父から一度も両親や兄弟の話を聞いたことがありませんでした。
    親から見て子供から憎まれるより嫌われるより一番辛いことはそんな人いたっけ?と忘れられることです。
    なので私は負の遺産として脳みその中の隅っこに置いて忘れません。
    ストーカーや困った人は愛の枯渇者なので供養することで離れるのだと感じます。
    追いかけられたらこちらから愛しているよ一追いかければ相手は退散してまう原理ですね。

      ●十傳より→が、追いかけられたら、現実的には逃げ出してしまいますですよ。そういう愛は愛というテロですから。「愛しているから」という口実をつかえばどんなことでも許されると頭から信じている人が多いのであります。