2011
05.19

震災なんて、どこでおこったのかしら…なんていうエレガントな雰囲気の表参道なのでありました。

原宿駅は都心にありながら、江ノ電の極楽寺駅のような落ち着いた懐かしい気持ちにさせるのであります。
東洋人に人気なのは、とてもよく分かります。

こういう街の雰囲気にひたっていますと、「日本は強い国」だとか「ガンバロー」なんて、対岸の火事を眺めいるような無責任な言葉を言えるようになるのでありましょう。

ところで、昨年の大河ドラマで福山竜馬が、
「みんな仲間じゃきに」
なんてセリフを多発して単純な東洋人を感激させたのですが、あれこそ震災後にぴったりの言葉なのに、福山の口からはいっさい語られておりません。
やはり人気者だから、いわなくても人気は揺るがないのでしょう。

「ガンバロー」とかはやし立てているのは、落ち目街道まっしぐらの人々だけであります。
震災を利用して人気復活をかけているのでありましょう。

そしてわざわざ岩手県の被災地にのこのこでかけては、聞きたくもない人に、聞かせてあげているのでありましょうか。

それにしても東電の奴らはなぜ一人として自殺しないのでありましょうか。
死ねばイイというのではありませんが、一人くらい自殺してみてもいいのに…であります。
小沢の子分の、なんとかトモヒロも自殺すれば一件落着するのになどとも思ったりするのでございますです。
まぁ自殺が悪いと言われる風潮なので仕方ないのでありましょうが、切腹の国の日本の崩落は、こんなところにもあるようであります。

そんなことを考えつつ、スタバでアイス珈琲などを飲むのでございました。

向こうから絶世の美女が私を見つめて囁いております。
「いいじゃないの、そんなことどうでも」
はんびらきにした唇。
うしろに束ねた髪をほどいてなおも囁くのであります。
「面倒くさいこといわないで、愉しみまょうよ」と。

一か月前にみた釜石の被災地とまるで別世界のような原宿にいて、私の神経は水平線を失っておるのであります。
エロに逃げることだけがたったひとつの心の支えとなりそうでありました。

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