06.12
断易の難しさは、膨大な原則をどのよーに整理して判断するか。
ココにあるのでございます。
画像の卦をごらんくださいまし。
世が、未から辰に化しています。
これを退神と解釈するのか、それとも化して墓に入る、つまり化墓と見るのか。
退神とは、勢いが弱くなるという現象。
化墓とは、別のことに意識が行き、本来すべきことが出来なくなるという現象。
たとえば遊びに夢中になって、仕事を疎かにするなどであります。
画像の現象を恋愛として、世を男として見てみましょう。
世の未は動いて4爻の午兄に合起します。同時に2爻の酉才を生じます。
合と生では合が強いので、世は午兄のお女性との縁が強いのであります。
が、いま未は辰を化出しますから、午を合する情熱に翳りが生じています。(退神)
と、同時に化墓なので、別の意識に囚われています。それは、この辰が2爻の酉財と合するからであります。
しかし、断易の吉凶の原則には、化出爻は他爻に影響を及ぼさないという大原則がありますから、現実的には辰酉の合を取ることは出来ません。
とは言っても、世の意識では、2爻の酉と合したい欲望が高まっていることは否定できないのであります。
愛情が、午から酉に移行していることは確かであります。
このよーに、断易の原則を、すべて拾い集めて、原則に沿って解釈することが必要になりますです。
むろん、月建日晨を加えてみるのであります。
上記の秘訣は、どの断易書にも記されていません。断易の神髄を知らないからであります。
鷲尾先生も気づいていたかは分かりません。
現在、十傳スクールで、断易高等科を講義しています。
この原則のジレンマに陥る時期かと思いまして、すこし解説をしてみました。
なにとぞ、断易をマスターし、前進させていただきたいのであります。
なにとぞ、なにとぞでございます。
四爻は陽爻ですか?そうすると之卦は六冲卦になるので、世爻が動いて合しても、結局は…となるのでしょうか。
●十傳より→その呼吸であります! が、四爻は陰爻です。三爻が独発し之卦は風雷益となりますです。まぁ、私メが納甲を四爻を午としたのが間違いでしたが。四爻を陽爻とすれば之卦は无妄の六冲卦。ために未午の合は切れて、しかし3爻が動いたために辰酉の合となったわけでして、それで良いのかどーかかは月建日晨との関連を読み合わせることになるのであります。
奇門遁甲の効果をお教えくださいませ。
確か授業で 6月の末あたりの吉方位取りは陽遁と隠遁の切り替わり時期で
あまり効果が出ないと習ったと思います。
6月15日は効果はバッチリ出ますでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します!
●十傳より→目的の行動と方位が一致すれば効果が出ますです。
今年は6月29日が甲子日ですね。
●十傳より→はい。
ありがとうございます。
吉方位への旅行の効果が出ないのは6月29日前後の10日間くらいを避ければ大丈夫と心得ていれば良いでしょうか?
●十傳より→いわゆる凶方位の効果も出なくなるのであります。
家人→風雷益ですね!これは伏神と卦身は無いのでしょうか?
●十傳より→お調べくださいまし。納甲が間違っておりまして、益の四爻は未でありました。