2012
05.20

雑花といういい方にムッとされたでしょうか。
雑草といういい方は自然に受け入れられるけれど、花となると「雑」の文字は不適切と考えるお方もいるかもしれませぬ。

亡父がいぜん趣味の写真の個展を開くとき、それは高山植物の写真だったのですが、「いいタイトルはねべか」と尋ねられたことがございますです。
「草原の雑花たち」を提案し、そのままタイトルにしましたところ、たくさんのお客様がいらしたのでありました。

東北の方々は「オラたちは雑草だ」というような独特なプライドをもっていて、それがタイトルとかみ合ったのかもしれませんです。

家の周囲には、このような名もない、いや名を知りたくない雑花たちが咲き乱れております。

昭和の歌姫のようであります。
かつてはスターと呼ばれる歌い手は、雑花のような不幸をただよわせていなければなりませんでした。
幸せであってはならないという不文律があったような気がいたしますです。

が、現在はきらびやかで優雅な雰囲気のある歌い手がもてはやされておりますですね。

まぁ、どちらでも男たちはスポットライトを浴びるその姿に、つかの間のときめきを湧かすのでありますが、焼き鳥屋のネェちゃんも嫌いではありませぬ。

いいえ、雑女……おっととと。しかしそういうお女性と親しくなることに胸を熱くするのも事実でございますです。
「わたしのことなんて本気で愛してくれる男なんていないのよ」
と言い捨てる、すさんだ雰囲気のお女性に美を見つけたりいたしますです。

むろん好みもありますから、すべての雑女…いやいやお女性を好きになることはありませぬが、泥の花といわれる蓮に見えることもあるのであります。

男だって、ほとんど雑男なのでありますから。

不思議なのは、ならば雑恋になるはずなのに、そうはならずに、味のある関係を咲かせたりいたします。
そしてだんだんには「オレにはおまえしかいないようだ」と心を決めていくのであります。

心はきめても、ほかにも美しい雑花たちがたくさんありますから、目移り困ってしまいますけれどね。

泥酔してぶっ倒れた道ばたに、雨に汚れながら咲く雑花をみとめたときは、「ああ、オレはこのままじゃいけないよな」と心が洗われたこともありました。
「…大丈夫?」
としゃがれた声で近寄ってくれたお女性に瞬間的に恋をしたこともありました。

てなことを言いながら、
「おいおい、結局は、薔薇の花かよ」
なのでしょうか。

でも、これも雑男の偽らざる本音なのであります。

だますつもりは全然ないのに、なぜか雑花を捨ててしまうことになりやすい原発を男は隠しもっているようであります。

薔薇と雑花。
どちらも美しいのですけれど、大切にするかどうかと聞かれれば、

「薔薇だよ」と答えるのか「薔薇よりお前だよ」と言われるのか、男心のやさしさで、お女性はいつも惑わされるのでございますです。

2012
05.19

昨年の秋の岩手山登山で負傷し、剥げた親指の爪も、このように回復いたしました、おもえばあれから、すでに7カ月以上も経っているのでありますです。

季節は夏直前。

暑くも寒くもない、そんな季節は年間で数日もありませぬ。
浜に出ましたら、さんさんと陽光が降り注いでいるのでありました。

いい音楽でもあれば最高なのであります。
波の寄せる音が途切れる、わずかな静寂もまた音楽かもしれませぬ。

三島由紀夫の「音楽」という官能小説を思い出すのでありました。
不感症に悩む患者と精神科医の物語であります。

音楽が、つまりは官能を意味しているこの小説は、かつて映画化され、黒沢典子という女優の存在を忘れられなくなったモノでありました。

女体をハープのようにつま弾く安らぎを、ふと思い出しました。
指先に伝わってくる「そこよ」とか「そこじゃないよ」という無言の会話は、そこに心がなくても、男と女のたしかな関係かもしれませぬ。

心とは何でありましょうか。

心では思っていないことを求めていることもあるのであります。

官能という旋律をカラダで聞いたときに、はじめて慕っていた事実を知り、驚き…いや感動するケースもございますです。

言葉は、あまりにも範囲が狭くて、「愛しているって言って」と求められても、なかなか口にすることはできません。
社交辞令でもイイのでしょうが、そのお女性に対する気持ちを「愛」という言葉に集約できないことの方が多いかもしれませんです。
「愛…」と途中まで言いかけて、恥ずかしさに苦笑い。

最後には、つま弾く音色を二人で確かめることしかできないのかもしれませんです。

が、男はそれでもイイのでありますが、お女性は満足できないのも、また事実でありますね。

音楽はつま弾く先から消えゆく音色なのでありますから。

2012
05.18

リクエストが多ございましたゆえ、たまにはヘソを曲げずに、ご注文通り「お唇のマクロ」をご紹介いたしますです。

画像はAKBの人気モノ、小嶋陽菜であります。

ほほぉ、クッキリと下唇にホクロが見えてございます。
一般的には「一生食うには困らないホクロ」だと言われておりますです。
そんなものはネットで探せば良いのであります。

が、エロ人相の奥義「刀巴心青」では、いささか意味が異なってくるのでありますです。

鼻から唇にかけての溝を「人中」と申します。
これはお女体に置き換えますと、膣を表すのであります。
人中にホクロあるのは、ここが弱い証拠……いやいや、男にとって忘れ得ぬ構造であるのであります。だからこそ、たくさんの経験をいたし、結果、病気を持ちやすくなるのであります。
一般的解釈の「子供運に恵まれない」ってのは、この過程をカットしているわけであります。

人中が膣、産道であるなら唇は…。
いかにも、ソコなのであります。

だいたい唇にホクロがあるお方は、お乳や、大陰部などにもホクロがあるモノでありますです。

下唇にホクロあるのは肉体が火照ってジッとしていられません。
上唇は精神が熱しやすく、恋愛面で事件を起こしやすいのであります。

さぁて、この下唇にもホクロがございますですね。
ポイントは口角が下向き。
この相は、情事の秘密を守れませぬ。
不倫発覚の相とでもいいましょうか。
「あなただから話すからさぁ」
と自分の不倫を広めてしまうのでございます。

一生食うには困らないという解釈は、強い男を求め続けるからかもしれませぬ。性的に強い男は仕事も出来るという単純な解釈でありますが、しかし、勇ましい男や有名人を前にすると無条件でメトメトになるお女性は意外に多いのでありますです。

しかも、下唇にホクロのあるお女性は妙にそそるのであります。
強い男も食指を動かすでありましょう。

安室奈美恵もちいさなホクロが上唇のキワにございますです。

唇上でないことがポイントであります。
彼女の若い頃の写真を見ても、口元のホクロはありませんでした。

かなり性格がキツクなったのでありましょう。
上唇は精神を司るのでありまして、その周辺にあるのは、ガミガミお女性ってことになるのであります。
性格の強さゆえ、やはり食うには困らないほどのガッツがあると判断いたしますです。

このように、「生活に困らない」という判断の根本を推理することで、そのお女性の全体象が見えてくるっつうわけでございますです。

同様の論法でいきますと、下唇は肉体を表わしますから、下唇周辺のホクロのあるお女性は性に崩れがちなのであります。
よって「子供運が問題」って判断につながるのでございますです。

もう疲れました。
真面目な?解説は疲れる上に、損した気分になるので、このへんで…。
ヤレヤレでありますです。