2012
05.30

お目尻とお耳の間を「妻妾(さいしょう)宮」というのであります。
恋をすると、ここがピンク色に変わるのであります。

ズケた都会では目立ちませぬが、地方に行きますと、デートしている中学生くらいの男女は、この部分をピンク色に染めているものでございますです。

酒を飲んだりしていますと、ここを染めるお女性がおりまして、
「オレを好きになっても無駄であるぞ」
などとからかったりいたしますです。

以前、クラスメイトで50代のオバちゃんなのですが、この妻妾宮を蚊に刺されてエロ色にそめて参加したお女性がいましてですね、
「そこを、蚊に刺されたということは、このクラス会に好きな男がいるってことだぞ」
と指摘しましたらば、瞼まで赤くしたものであります。

後で知り合いが耳打ちしますところによると、中学の頃から好きな男がいて、彼が出席すると聞いて、前日に初孫が生まれたにも関わらず駆けつけた、とのこと。
げに愛欲とは滑稽なモノでございますです。

この妻妾宮にホクロとかソバカス、シミのあるお方は男女を問わず、色ごとが大好きなのであります。
一個だけあるのは情熱的な恋。
三個以上あるお方は遊び人。
かように相場は決まっておるのでございます。

目は精神、耳は肉体を意味し、その中間部分を「恋」の部所としているのは、なかなかシャレておりますです。

ところで、画像の彼女のホクロは、目尻ではございません。
しかし許容範囲ということで論じますと、生え際ギリギリであります。
こういうホクロを有している場合は、禁断の恋をしやすいのであります。
が、相手の奥方から夫を略奪することに成功…ということがあるやもしれません。

生え際ではなく、もっと髪の中に隠れていますと、それこそ日蔭の恋をしやすいお女性と言えるのであります。

隠れたホクロは、自分でも気づかないモノであります。
風呂にでも入ったついでに、調べてみても面白いかもでございます。

「不倫しがちなのは、このホクロがあるせいなのね」
と自分を慰めることができるというものでございますれば。

まぁ、歳をとりますと、目尻には無数のシミとかソバカスが発生いたしますです。
「恋などするわけねぇよな」
と自戒しつつ、擬似恋愛に戯れる証拠でございましょうか。

モテたくば、妻妾宮に付けホクロをメイクして、お出かけ遊ばせませ。