2012
05.15
05.15
五月晴れ。
仕事などしていられないのであります。
さっそく作庭の再開なのでありました。
基礎工事は晴れた日でなければいけません。
コンクリートと砂の配合によって、雨水は沁み込み、草は生えないという庭になるのであります。
画像は「手水」とそこまでのアプローチを作ろうとしているところであります。
お庭はH心が大切なのであります。
裸の女体を心に描きつつ、いや裸婦と心を同化させつつ、形やデザインをイメージさせていくのでございます。
とくに、この場所はかつては井戸だったところ。
方位も真東であります。
つまり青龍+井戸。
ちと慎重にならねばなりません。
というか清潔感をイチバンに考えるべきでありましょう。
ドエロでありながら清潔に。
そうして思考しておりましたら、庭のピンクの芝桜の蜜を吸いに、黒いアゲハ蝶がわなわなと羽根をふるわせながら、花びらに止まったのでございます。
花弁は蝶に蜜を吸われるがまま五月の日差しに、その花びらをさらに広げているように見えるのでありました。
淫らでありながら純粋。
蝶の快感と、花びらの気持ちよさが伝わってくるようでありました。
痛いほどの日差しの眩しさに、いつしか蝶の姿が、視界から見えなくなったのであります。
べつの花弁を求めて去ったのかもしれませぬ。
ふたたび石の配置などに頭を悩ませるのでありました。