2015
07.12

断易の講義の後、みなさまと浅草は駒形のどじょうを喰いに参ったのでありました。

なにしろ夏。長時間講義、みなさまには受講。体力をつけねばなりませぬ。

丸のままの泥鰌を摂れば、気分だけでも元気になれそうでありました。

が、私メは腹がへって会話することも億劫な状態でありました。
ビールを飲んでもダメでありました。

ので、ご飯をおひつで頼み、むしゃむしゃ。
これでふーっ、と息がつけたのでございました。

そうこうするうちに、ほれほれ泥鰌が喰いごろになってきたのでございます。
あとは、みな押し黙りむひむひ。

ネギは頼み放題なので、これでもかというほど鍋に放るのでありました。

なにかを聞かれ、何かを喋りましたが、もうよく覚えておりませぬ。

本日は、三時間ほど秘伝公開をいたしまして、もう体力も精神力も13時の段階で限界を迎えていたのでありますから、鼓膜も舌も思うように作動しなくなっているのでありました。

が、そろそろ受講料を払ったぶんの回収を考えなければいけませんよ、ってなことは語ったように思いますです。

カメラをむけましたら、お顔をかくすお女性がおりました。
さもありなん。
なにしろ、占いをしていることを知れたら、翌日から変人扱いをされるわけであります。

発狂せずに、かような占いを足かけ三年もやっていられるはすがございませぬ。

時はあっというまに過ぎ去りまして、気づくと21時あたり。
これは大変と、勘定を済ませようとしましたら、
ヨコシマ殿が、「占いで儲けたから、ここは自分が」と太っ腹なところを見せてくれたのであります。
一同、異存があるわけがございませぬ。

江戸っ子に逆らうと叱られますれば、ここはヨコシマ殿の今後のご発展を祈って、おごられてやったのでございます。

これなら毎月やってもよーございますですよ、ヨコシマ殿。

で、明日、つまり本日も講義かあったことを思い出し、全身泥鰌臭を発散させつつ、帰路に着いたというワケであります。