2015
07.17

とても感じのイイ、オバちゃんが経営しているガソリンスタンドが閉店になりました。
値段が他店より安いのも魅力のひとつでありました。

とつぜんの査察とかがあり、ガソリンに灯油を混ぜて販売していることが分かったからであります。

「まぁ!」
「なんと!」
「とんでもないことを!」

と近隣の人たちは口を押さえておりますです。
人は見かけによらないというか、いや、だからこそ人なのであります。

オバちゃんは夜になって人目がなくなると店に来て残務整理をしているとかでありますが、店に電気が付くのでよけいに目立ってしまうのでありました。

「車は大丈夫だろうか?」

と不安がる人もおりましたが、もう何年も混合ガソリンを販売していたわけであり、また絶妙な配合だったよーですから車には目立った影響はないよーであります。

悪事というか、そういうことは捕まるまでやってしまうのが人の常であります。
これは占いの鑑定でも同様でして、手抜きをすればどこまでも手を抜くことが可能であります。
べつに占いの知識を持たなくても鑑定は出来るわけでありまして、ベッドで寝っ転びながらの鑑定者も多いと聞いておりますです。
まぁ、それでもイケないということもないのですが、いい加減な知識で鑑定をすると、自己嫌悪に陥ることになるのでありましょう。

「占いは人助け」だとか「転ばぬ先の杖」などと仰る易者がおりますが。私メとしてはおもわず吹きだしてしまうのであります。
人助けするなら、いい加減なアドバイスより、無期限、無利息でお金を貸せばイイのであります。

人助けをしようという善人的な心構えは自滅の道と知りましょう。
お客さんが占いで救われたというのは、お客さんの勝手であり、易者は求められることを占いの知識に添って語れるだけが関の山でありましょう。

それにしてもガソリンスタンドがなくなるのは不便なモノであります。
これ幸い、ビジネスチャンスだとばかりに、他のスタンドのチラシがポストに入っていて、これも人の世かと思うのでございます。

台風が去り、梅雨が明ければ、湘南は各地からの観光客で大渋滞いたします。

しばらくは車は止めて自転車をこれまで以上に使うことが賢いのでありまして、それまで新しい給油所を探すことにいたしましょう。