2013
02.15

ついに見つけたのでありました。
ソース焼きそば五食入り145円!

味も上々。
雨の夜にはピッタリでありました。

ちょうど、こんな冷たい雨の降る夜でありました。
北京飯店というありふれたラーメン屋で、年上のおネェ様に焼きそばをご馳走になったのは。
私メは中学校になったばかりだと記憶しております。

どーして、ご馳走になったのか分かりませんです。
そのおネェ様は、友達のオヤジが経営しているバーの人でありました。
小指を立てて箸を使うのでありました。

「どったの?」
と、当時の流行語で首を傾げ「食べないの?」、自分はヌタヌタと焼きそばを忙しく食うのでありました。
そのあと、家の近くまでNっころと呼ばれる、スバル360だったかの白い車で送ってくれたのであります。

それだけでありますのに、焼きそばをすすっていたら、ふと思い出したのであります。
ソース焼きそばをあれから何皿くったのか数え切れませぬが、そのことを思い出したことはなかったのでございますです。

さきほど、ベルトリッチ監督の「マリーナ」を見たせいでしょうか。
年上の美女に惚れる少年のお話でありましたが、いやいや、そうではないようであります。

もう60才をとうに過ぎてしまっているだろう、そのお女性はいまどーしているのか。
いまでも小指を立ててお箸をもっているのでありましょうか。
まさか、病気で入院していて、いまわのきわで、記憶が逆回転し、そのつまらない情景を思い出し、それが私メの脳に通じたのでは…などと思うとロマンチックであります。

携帯のメールに、
「火曜日に手術が決まりました」
とあります。
乳がんの飲み友達でございます。

恋愛未満の憧憬というものは、けっして悪いモノではございませんです。

銀座アスターなどで食う焼きそばもイイのですが、五食で145円のソース焼きそばこそ必要な逸品でございますのとおなじように。

2013
02.14

梅の蕾がほころびました。
少女が乙女に開花したような清々しさであります。

が、お女性のように、梅はちと図々しいようであります。
桜ならば、はらはらと散る姿に、ある儚さを感じたりいたしますが、梅はいつまでも落ち着いて咲きつづけるのでございますです。

「まだ咲いているのか」
と季節の最後にはおもわれるのが、毎年の通例でございましょうか。

しかし、一輪咲いたのでありますです。

風は凛として冷たく、咲いた花を罰するように吹いております。

梅とくれば、松竹梅。
松竹梅は日本酒に通じます。

松が松平の松で、家康と関係があるのでありましょうか。
竹は竹千代という、やはり家康なのか。

いやいや、正月の門松は、竹が斜めに切られているからそうではありますまい。
門松は斜め切りされた竹から、松と梅がでておりますです。
とすれば、竹は武田信玄の「武」とつながりがあるのかもです。

では、梅は…。
そういえば、前田家の家紋は梅でありましたような。

門松は室町時代あたりから広まったとは言われておりますが、なんとなく前田家の家紋が気になるのでありますです。

そのようなバカな考えにひたりつつ、宅急便のオヤジが届けたくれた段ボールの箱を開けましたら、
「…!」
おおっ、でありました。

私メには、ちと高級品すぎる日本酒が豪華にも入っておったのでありました。

これは早春の底冷えしたカラダを温める良き一献となりそうであります。
梅の精がうら若きお女性に化身して、おしゃくをしてくれれば言うことはございませぬが、酒好きのジョルノで我慢せねばなりますまいて。

梅と日本酒にあう肴は…。
サヨリのお作りか、絹ごし豆腐か、いやいや油味噌だけでも悪くはないでしょう。イワシの塩漬けなどもイイかもであります。

北原ミレイでも聴きながら。

2013
02.13

六本木という街は好みではありませぬが、バッグについての対談ということで、16時過ぎ、日比谷線の六本木駅で地上に出、地図をたよりに会場へと向かったのでありました。

最近のバッグの人気はセリーヌがダントツとか。
その次がエルメスでしたかな。

20万円から30万円のものがバカスカと売れているとか。
「よく買いますね」
という言葉を抑えたのは、男がバカ車を買うようなものだと合点したからでありますです。
どんなに高いバッグを持っていても、バッグ税はいまのところかからないから、むしろ安いものかもしれませぬ。
車ときたら、二年もすれば価値が半分くらいに下がるという、まさに国や会社の思うつぼを、常識としてとらえているのでありましょうか。

そして、聞くと、トート型はいまや廃れて、カチッとしたファスナー付きのモノとか。

これは、厄介な時代の来る予兆かもしれませぬ。

道徳教育復活と叫び出したノイローゼ首相の、その道徳教育の行き着くところは「不倫禁止条例」やもしれませぬ。

AKB48の丸刈りさんも、その予兆を具現化してみせたお一人であります。
が、あれは「恋愛禁止」に触れたのか分かりませんです。恋愛は禁止であっても、お遊びは禁止されているのかどーか分かりませぬから。

オリンピック招致を食いとめるべく、中国から嫌味をされ、しかしオリンピックなどやろうがやるまいか無関心なのでイイのでありますが、妙な雰囲気がバッグから読みとれるのでありますです。

むろんセリーヌなどは日本だけでなく世界中のオヒャレさんが求めているわけでありますから、そのまま不倫禁止令を連想するのはどうかとは思うのですが、しかし、直感的なナチス型へと時代が傾斜しているのは易者としての直感かもしれませぬ。

対談のあとに、撮影をすませ、恵比寿に出て湘南ラインで帰宅するのでありました。