2013
11.05

先だってのGジャンの、その後であります。

内ボッケがないことも残念な一つでございました。

なければ、取り付ければイイだけの話です。
それで、内側の両サイドにポケットを。
さらに、背中の部分にA4サイズのヤツが収まるようなポケットを作ったのでありました。

画像で雑誌がのぞいているのが、そのボッケでございます。
寒い時はカイロを入れてもグーではありませぬか。
もはやバッグを持ち歩かなくても用は足るのでした。

やや、ずっしりと重くなったのが難といえば難。
私メ好みのお女性…いやボンバーに育ったのでございます。

さて、前置きはともかくとして、お話は別にございますです。
フェイク・ファーのポケットから覗いている赤いヤツ。
うふふ、手手錠なのでございます。

ポッケに手を差し入れたお女性の手首に、この錠はガッチリと食い込むことになるのであります。

…むろん、手錠を中に仕込むことはいたしませぬ。
不審尋問で捕まった時に弁解が大変でございますから。

が、手錠がなくても、ボッケに手を差し込んだお女性は、ハートをつながれたように逃れるすべはないのであります。

童貞を失って40数年の経験とレッスンのすべてを、脳髄に沁み渡らせようと発汗する私メから離れることが出来なくなるのでありましょう。

別れようとあがき、「もう逢いませぬ」と宣言したところで、1週間もたたぬうちに、
「ダメですね、わたしって」
と電話をかけてしまうようになるのは、未来の現実というものでありますです。

季節が極寒へと凍れば凍るほど、時代が氷河期と向かうほどに、このGジャンボンバーのぬくもりの甘い痛みにのたうち回りたくなるのは避けられぬ仕儀。

私メは、いま11月の風の音の重さを感じながら、シンデレラがガラスの靴に素足を入れた歓喜の声を聞き分けているのでございますです。