2021
04.29

最悪の一日になるのかなぁ、と思ったのでありました。

鑑定の予約が多く入っていて、久しぶりの事務所ということもあり、割合に早く事務所に到着。

茶を飲もうとしましたら、水道管が破損しておりましてキッチンが水浸し。
たしか先週のうちに修理してくれたはず。

イヤな予感がいたしましたが、
「まずは印刷だ」
昨日、チェックから戻されていた「奇門遁甲カレンダー2021下半期」の製本が先決なのでありました。
なにしろ、本日に手渡しの約束をしておりましたから。

ところが、データが消えておるのでございます。
「しまった…!」
背筋がヒヤリといたしました。
データを最初から打ち込んでいたら7月に間に合いません。

濡れたキッチンで茫然と立ちすくんでしまったのであります。

そこで、出た卦が上記の画像であります。
見た瞬間、「大丈夫では…」
冲中合でございます。典型的なヤツ。

5爻と上爻が伏吟。
繰り返し起こるという暗示。すでに水漏れとデータ消えが繰り返しております。

応爻は子水が日晨を持つ未土に抑えられ回頭剋。これは水漏れが治るという意。
また応爻の子父母はデータ。世爻の午と冲でありますが、子が化出した未才と合するのであります。

事実、鑑定の最中に、水道の修理屋が来まして、たちどころに直してくれました。
そして、データは、2人目の鑑定が終わった3時過ぎに、不思議にも、忽然と現れたのであります。

的中!

最後のお客様に、カレンダーは3冊注文のうち、一冊しかお渡しできませんでしたが、限りなくホッとしたのでありました。

別に易を立てなくても大丈夫だったのかも知れませんけれど、
「断易に救われた」
一日なのでありました。