2024
01.07

奇門遁甲では、一月一日が甲子でしたから、この日をもって陽遁に切り替わるのでありました。

天赦日、一粒万倍日、万良しだから縁起がいいと、TVアナが言ってましたが、無知であることはまこと幸せでありました。

元日が60干支の先頭の甲子日になるのは珍しく、西暦2001年平成13年がそーでありました。それで幸先だと易者どもがはしゃいだわけですが、月支は戊子でした。

今年は月支も甲子。
月も日も甲子は、調べましたら、1944年昭和19年でございます。
たぶん、当時の易者どもも、「戦争は大勝利」として日の丸を門に立てて大喜びしたと想像いたします。

甲子日が元旦だと、大いに困るのであります。
陰遁、陽遁の切り替え日に神社詣を習わしとしている私メにとって、
「大勢いたら気が乱れるではないか」
怒りが湧いてくるのであります。

神社という場は、大気が降臨するスポットに建立されております。
その『気』は日の出から、一刻から二刻は、神社にとどまっておりますが、その刻限を過ぎますと乱れ散ってしまいます。
人が多すぎれば瞬時に『気』は千々に散るのであります。
元日には参拝客が多すぎて、
「詣でるだけ無駄骨」
なのであります。

では、いつにするか…。

暦を眺めつつ、七草粥を食むのでありました。