2011
06.05

オヤジ本をだしたお祝いにということで、このようなお酒をいただいたのでありました。

さっそくロメオが寄ってきて興味深く酒瓶を嗅いでおりますです。

どーも、というかやはりというか、私メは、救いがたいほどのエロオヤジと見られているようであります。

ラベルに描かれている、薄紙にすけてみえる絵画はどうやら春画なのでありました。
このお酒の贈り主は、ご婦人なのでありますが、酒屋でエロ酒をよくぞ選べたものと感心いたしました次第でございます。
日ごろから、自他共にエロ好き奥様であることを認め、エロ酒をかうことなどぜんぜん平気なのか、それとも清水の舞台から飛び降りるような勇気をふるい、しかし買う時だけはそういう羞恥をこえた女を演じつつ、「これはエロオヤジに贈るものだから」と、酒屋の主人になんども言い訳して買い求めたのでありましょうか。お金を支払う時も「ほんと、そのオヤジはエロくてね」と念を押すようにさばけた風をよそおっていたのかもしれませぬ。

中学の時に、お人形遊びにハマったことがありました。
リカちゃん人形であります。
机の下から二段目の引き出しをリカちゃんのお部屋にしてベッドなどを配置したことを思い出しまする。
あるとき、どーしても着替えのランジェリーセットが必要となり、しかし下着セットを買い求める図々しさを、当時はもちあわせておりません。そこで、おもちゃ屋で「従妹にプレゼントするものだから」という口実で、いちいち言い訳したものでありました。

もうひとつ解き明かしたい問題は、おそらく酒屋にはコレ以外の春画のラベルがあっただろうに、なぜこの絵を選んだのか、ソレであります。

貞操帯のおしっこする穴から、学生がコヨリをいれてつついてくすぐっていたずらしている画であります。
学生の頭に手をまわしてうっとりとした風情がなんとも情緒的であります。

貞操帯は贈り主の気持ちなのでありましょうか。
「ぜったいにHはいたしませんの」という意思表示なのか、「心の貞操帯をはずしてくださったら、好きにしてもよくってよ」の挑発なのかは、贈り主自身もご存知ないとおもうのであります。
もっとエロエロな欲情を内に秘めてございますのよ、なんてオホホしているのかもしれませんですね。

ほかにどんな春画があるのかも知りたいところでありますです。

いや、それにしても、繰り返しますけれど、私メはよほどの好きモノ…ソレしかないオヤシと見られているようで、まこと幸せなのであります。

春画に酔い、酒に酔えるプレゼントでありました。