2015
10.03

世の中は急速に変化し、その打撃を被っているのが出版関係が顕著でございます。

私メ自身、書店に足を伸ばすことはホトンドございませぬ。買うにしても古本。だいたいは図書館で間に合わせるのであります。

まして雑誌など買う気持ちにもなりませぬ。

そんな世情、ある雑誌の行方を断易にて占ったのであります。
「廃刊になりそうだ」と電話連絡を受けたのがキッカケでありますが、私メと関わりのある雑誌ゆえ、用神は五爻の卯父母。空亡であります。しかも月破。Pは桃花殺でございます。
おっと、納甲は胡煦納支であります。
卯は上爻の日晨を持つ化出爻の戌と合。この戌は丑の退神となっており、通称、バックオーライ。胡煦納支どくとくの判断でありまして、このような出方をすることは火珠林納甲法ではないのでございます。

卯の父母、つまりこの雑誌はまったく力を失って元神もありませぬ。
廃刊の運命でございましょう。

応爻の巳はその会社。休囚し日晨の墓。貧乏神の兄弟が付しております。典型的な経営難であります。朱雀が付しておりますから借金だらけかもであります。

さらに卦は雷天大壯に変わりまして、六冲卦。
これでは救いはありませぬ。

このよーに断易はまざまざと現実と、その未来を見せつけてくれるのであります。
私メは世爻の辰子孫。父母から剋されますから仕事を失う運命やも。
官鬼に変わっておりますことは悩みに暮れるのでありましょうか。

世爻が動いておりますが、日晨の戌から冲。
これは余計な動きをするなという警鐘ととらえましょう。

それにしても出版業界は、いままでのような呑気で遅い対応を取っていては早晩、ことごとく潰れて仕舞うことでございましょう。