2015
10.12

「心の臓がバクバクし、そして次に…!」と言われていただきました、この強壮剤をグビグビッと一息に呷ったのでありました。

ところが心臓は健康な鼓動をならし、「その次の」という効果はあらわれないのでありました。

おもえば、ひたすら過酷な一週間なのでありまして、ことに木曜日から日曜日は60代としては、あまりにも無理な四日間だったのであります。
土曜日などは受講生の皆様から「大丈夫ですか?」と案じられるほど憔悴していたみたいでした。

強壮剤の効用書を老眼鏡をとおしてうち眺めますと、たしかに「強壮」の二文字は輝いて記されております。しかし、お仕舞に小さく「肉体疲労」の文字もございました。

どーやら、「そして次に」となる前に、疲れた肉体に沁みわたって、そこまで辿り着かなかったよーでございました。

となると、
冷たくしなびた中央部分が、かえって心配になりますです。
で、マツタケを購入したという次第なのであります。

銀のカップにはお酒。
そして例のオッパイ箸置きで視覚からの効果も。

お笑いくださるな。
これが男心というものでありますれば。

こんな男心の原点を知って、それをゴックンするよーに納得しなければ、どんな恋だって尻切れトンボになってしまうのであります。

占いだって同様。
顔をそむけたくなるよーなエゲツない人の本性を温かく受け入れてはじめて、「その次」の運命が分かろうというものでございます。
たしかに、私メの断易は品格下劣だと自覚はしておりますです。エレガントな断易からは程遠い事も分かっておりますのよ。

が、占いは、お説教することではありませぬ。
「あんたね、そんな心がけだからだめなのよ」などと神様みたいなことは占いではありませぬ。
出た目を、あるいは運命の指し示している通りを、むろん言葉はやさしめにですけれど、正直に告げることが占いであると信じておるのであります。

そーして、迷いを取り去ることがお仕事だと。

ほほぅ、そろそろ、中央部分にドックンと熱きモノが回帰してきたよーであります。
オトコ、61にしても立つ!
しやわせの基本なのでございます。
強壮剤はあと一本残しておりますし。