10.16
お客様を相手にする外占(外で占うヤツ)や宅占(家で占うヤツ)だけでなく、TVなどでやるパフォーマンス占い師もいれば、雑誌や著書を主にするアカデミックな占い師。また占い館を経営するビジネス占い師。さには占いを教える占い師。
かぞえればキリがございません。
そして、それぞれが縄張りのよーなものがあり、アカデミック占い師は、パフォーマンス占い師のことをよく知りません。
その点、私メは、ちょっと特異な体験をされてもらったものだと、いまになって感謝しておるのであります。
いまでこそ、占い師との交際は意識的に断っておりますが、占いを勉強していた頃は、社交的な人間を演じておりました。
ですから東洋や西洋の占い師、老若男女の占い師を知っておりました。
それが幸いいたしまして、イベントの仕事が入って来た時も、素早く対応したものであります。
各占い師のプロフィールファイルを勝手に作りまして、イベント会社との交渉にも自信満々。
しかし、いちどだけ大失敗をしたことがございます。
埼玉県の自動車会社の各営業所48か所に三日間にわたって占い師を配するというイベントでありました。
48人ともなると集めるのが一苦労。
そこでアナを開けてしまったのでございます。
女占い師が薬中で、男とホテルにしけこんだまま、イベントに出てこなかったのでございます。
弁賞金は消費税込みの55万円。
そのイベントは、別の占い師からの、
「オノさんの顔でなんとかならない?」
同業者間の、危うい話でありました。
ワナかもしれないと疑いつつも、断り切れなかった私メのミスでございました。
で、画像の話なのであります。
イベントは、まず占い師が定刻に来るか、からはじまりトラブルはしないか、スポンサー側と勝手な通じ方はしないかなど、神経が擦り切れますです。これが泊まり込みになりますと、
「このホテルは霊に取りつかれている」
などなどへとへとになるのであります。
でありますから、イベントが終了した時は、もうぜったいにお女性のオッパイは必要不可欠であります。
溺れなければ干からび寸前なのであります。顔をうずめて泣きたいのであります。
もう、イベントから足を洗ってずいぶんであります。
どーなっているのかと、ときどき思い出したりいたしますです。