2024
01.25

無人のモリオカの実家の自室で仕事をしています。
じつに落ち着くのであります。

事務所でも仕事をするのですが、それとは思持ちが異なります。
ときおり電話があるだけで、音楽をひくく絞りながら、ペコペコとボードを叩くのであります。
目を上げるとどんよりと曇った空から雪が舞い、時間がしずかに流れていくのであります。
腹が減ったら、クルマをはしらせ近場のラーメン屋で腹を満たし、その足でニトリなどを一回り。
夕食は、初日に作り置きしたものを冷蔵庫から取り出して温める。
朝は早めに起きて、コンビニでモリオカタイムスとタバコを買い、前日に空にした空き瓶を処分する。

掃除はロボット掃除機にまかせ、雪が積もってもロート―ヒーティングが働いて最小限度の通路に支障はございません。仕事に飽きたら納屋で掛け軸などを広げてチェックする。
訪問する人もなく、心を乱すなにものもありません。
もう飲み屋への渇望もすっかり退化してしまったし、もともと友達など一人もおりません。

これ以上の極楽生活はないのではないかと。

何回か申しておりますが、私メは、若い頃から、
「誰にも使われず、誰をも使わない生き方」
を目指しておりまして、その理想を体感しているのでございます。

こーいう生き方を許してくれる人たちにただただ感謝しているのであります。
そして占いという不思議な分野に。

2024
01.24

そば処はいろいろあり、どこも美味しいのでありますが、モリオカに戻ったときは、いつものそば屋の暖簾をくぐるのであります。

目的は、ネギのとなりの、花形の赤いヤツ。

権八辛しなのであります。
いわゆる紅葉おろしであります。

いぜん蕎麦には、権八がつきものだと信じて疑いませんでした。
東京で、はじめてワサビをだされて面食らった覚えがございます。

いまでも東京で蕎麦を喰う時は、唐辛子は欠かせませんです。
それも、麺汁にかけるのではなく、盛られた蕎麦に、わらわらとまぶすのでございます。

いずれにせよ、権八の辛さに眩暈することで、よーやく、
「モリオカに来たな」
実感するのでございます。

2024
01.23

2024年の立春から、奇門遁甲家相盤が8局から9局に変わるのであります。
それに合わせて、モリオカの鑑定室を移動したのでございます。

玄関を入ってすぐの客間を鑑定室に致しました。

家を建て替える計画に、それは入っていましたから、移したというよりも時を待っていたというべきでありましょー。
モリオカに滞在するのは、月に1週間ほどですから、家相の実践なのか、家相のモデルハウスを仕立てたのかは定かではございません。

でも、易者としては、そして家相の講義をする側としては、お手本の家を作らなければならないのであります。
では「茅ケ崎の家をそーすればイイのではないか」と思うかもしれませんが、そして自分でもそー思うのですが、なぜかモリオカになってしまったのでございます。

どーいう家相盤を使用したのかを申すつもりはなく、述べたとしてもチンプンカンプンになっては申し訳ありません。
しかし、鑑定客のお方の幸運を期しているところに工夫がございます。

講義では、客間は、高貴なお方が来るよーにするのは青龍返首、金運は神遁などと語っており、それはまさに正論なのでありますが、易者の使命があるとすれば、鑑定客のお方の目的を達成することにこそあると考えるのであります。
そーでなければ高貴なお方がいらしたところで何にもなりません。

いやいやいや、そんな堅苦しいお話より、椅子やテーブルを運ぶことに苦労いたしました。
重いのでありました。
この数年で、ずいぶんと筋力が落ちたことを実感いたしました。
大汗をかいてしまいました、冬なのに。

ついでに掛け軸も「龍」の文字のヤツと交換いたしました。

やれやれであります。