2021
08.10

昨日、『新生 四柱推命初等科』の募集をいたしましたら

「十傳スクールの四柱推命で講義する『調候用神法って何ですか?」
のご質問が多く寄せられております。

四柱推命は大きく分けて、
・神殺推命
・変通星推命
・十干観法推命
に大別されると思います。

神殺推命は、命式の干と支の配合から天乙貴人、とか寡宿とか、陰錯、陽錯など機械的に出して画一的に判断する方法でございます。ちと幼稚でありまして、お遊びとして占うには楽しいのですが、多くはハズれます。

変通星推命は、食神、傷官、偏財、正財など10種類の星を出し、そこからの生剋によって判断する方法でございます。これが一般的に流通しております。ただ、大雑把でありますから、的中率においては大当たりと、空振りとが差が多いのであります。

十干観法は、甲や乙など干の相互関係を重視する推命でありまして、変通星をくわえて判断いたします。
そして、そこに調候という「季節」に大きな意味を持たせて判断いたします。

たとえば、画像の十二支があり、寅には、戊と丙と甲の三つの蔵干があるのでありますが、それを余気だの中気だの正気と生まれた日で選別するのではなく、生まれた月によって、春なら甲が強い、夏なら丙が強いとして、天干の力量を測り、用神を出していくのでございます。

難しそーですが、すべては慣れ。

カンタンに申しますと、調候用神法は、たとえば人間を一本の樹木と仮定するのです。
樹木は水がないと枯れますです。そこから夏月生まれで水が枯れると、枯れた羽がカサカサ音を立てるよーに、ヒステリー気味になるのであります。しかし、水が多すぎると、賢さを通り過ぎて、余計な事で悩んだり、賢さがかえって悪い事を考えるよーになり、根腐れを起こして、自滅がちになるのであります。水が凍って、養分になるどころか、幹を傷つけるよーに。ノイローゼという現象も起こしかねないのであります。
樹木は、水と適度な温度が大切。
これを人生や運命に置き換えて推命するのでございます。

そして奇門遁甲のとの連動が可能になるのであります。

なぜ、奇門遁甲との連動が大切なのか。
四柱推命において、金運が到来するのは、もしかすると百年後だと計測されるケースがございます。
これではお話になりません。

そこを奇門遁甲を用いると、百年後の金運を、今年でも可能に出来るのでございます。

ちと分かりずらい説明になりましたけれど、四柱推命は現在のところ、調候用神法を用いるのが最良とされておるのであります。
ただ、しかと教えてくれる講師師匠格が絶滅しています。あるいは変な理屈ばかりのお方ばかりなので、
「では私メが…」
と講義をしているのでございます。