2021
10.25

講義の始まる前に、じつは、こんな豪華な朝食を摂っていたのであります。

赤いダイヤ。
今年は異常なまでのサケ漁の不作と聞き及んでおりますから、諦めておりました。
が、幸運にも手に入ったのであります。

「傷む前に…!」
を理由に、きざみ海苔とワサビを底に敷きまして、
あっという間にペロリ。
30秒にも満たない至福の時間だったかもしれません。

鮭やホッケの皮も大好物で、ホッケなどは身の部分を急いで食べ、皮を丁寧にあぶりまして、それをハサミでサイコロに切り分け、ちょぴちょびとお酒で喉を潤しつつ味わうのであります。

が、
「それは絶対にやめてください」
と痛風のかかりつけ医師に止められておりますので、グッと我慢している次第。
じつは、イクラのもっと大好きな食い方があるのであります。

鍋焼きうどんにいれて、白っぽくなるまで煮る。
コレなのであります。

土鍋がないので、金属の鍋で調理いたしました。
卵の横に、赤いダイヤを。

すこし固まったイクラを一粒ずつ前歯でつぶしていく楽しみは、もはや極楽。

講義の疲れも薄れていくのでございます。
スクールの翌日は、よほどのことがない限り仕事はオフ。
電話もバッグの底深くしまっておくのが習わしなのであります。

ああ、秋も深くなりましたですね。

2021
10.24

庭の柚子が、ことしはたくさん実をつけて、豊作です。

でも柚子は、三、四もあれば十分で、豊作でも無駄なのです。
だとしても豊作はイイものでございます。

今日は仕事から解放され、自由を満喫しています。
午前中は、目的もないまま、自転車でスーパーに向かい、30円のレタスを二つも買ってしまいました。
豆腐も天婦羅もラーメンや唐辛子まで買ってしまいました。

顔見知りの中国人を見かけたので、睨んだりして遊びました。
そしたら、後ろにいた婆さんが、私メの買い物かごに冷凍餃子とかをどさっと入れたので、振り返りましたら、
「ごめなさーい、お父ちゃんと間違えたのよん」
そーいう年齢なのか、オレも…、ハッと思いだし、中国人に視線を戻したら、彼奴はニタニタ歯をむき出して笑っておりました。

「まぁ、日本人よりはマシか」
とはいっても、油断していると、またぞろコロナ菌をたずさえて大勢の奴らが南シナ海をこえてやってくるやもしれません。

スーパーから戻って柚子を眺めたのでありました。
そーして午後は、部屋の掃除。
気力のない一日だったのです。

さて、一日の生活を一生のミニチュアと考えて判断する占いがございます。
午前中から昼にかけて無駄な生活。これが初年期。
午後は身の回りのことを無気力にしたわけです。これが壮年期。
さて、夜にはなっていませんが、夜が晩年期。
晩年をどのよーにしようか。
仕事か、酒飲みか、読書か。デートというには遅すぎますし。

正確ではございませんが、これが六壬推命の基本的なイメージなのであります。

一日の生活を一生の細胞と考え、そこから死ぬまでの運命を占うというのは、どこか不気味でもあり、また面白くもございます。
朝は調子がつかなくて、午後から活動し、夜中まで働く人は、晩年も働き続けるという運命。
午後に、仕事をさぼり、浮気などを愉しむお方は、壮年期あたりに色事で失敗する危険があるとか。

もう一生の終盤に来ている私メ自身を、こんどは一生の運命から、一日の基本的なスタイルを見つめ直すと、
「なるほどなぁ」
改めて気づかされることもございますです。

2021
10.23

中国が元凶の新型コロナのパワーも弱体したのか、それとも北京オリンピックのために中国が調節したのか、どちらにしても、急速にコロナの感染者数が激減し、世の中は活気を取り戻しつつありますです。

ここで注意したいのが、過去からの亡霊。

事務所に、忘れたころにやってくる男がございます。
彼は、以前、携帯サイトの仲介者として、私メに大きな利益を運んでいた救いの神でございました。
ところが、その後、身を持ち崩し、たとえば、頭の良くなるベッドギアとか、泥水でも飲める浄化水筒とか、背が高くなる薬とか、そういう怪しげな品をボロバッグに詰めて来所するよーになってしまいました。

もちろん、手を出すことは致しませんが、それでも快く迎えるのは、彼が来ると、私メの仕事が新しい転機を迎える偶然が一致するからでございます。

その彼からメールがございました。
「天の声を聞く会(仮名)の仕事をしているので十傳さんの力を借りたい。十傳さんの利益にもなります」
これは宗教ではありませんので悪しからずと、つけたしで結ばれておりました。

放置していましたら、電話がございました。
「いつお会いできますか?」
即座に断りましたです。

疫病の終息を感じ取った業者はまだまだおります。
たとえば、結婚相談所、たとえば、聞いたこともない出版社、たとえば、テレビCMの制作会社、たとえば、アロマの会社、たとえば…。
三日に一度の割で、勧誘のメールが届くのであります。

すべてダメであります。
占いのホームページやブログなどを立ち上げていれば、怪しい業者が目をつけて食い物にしようと連絡してくるのであります。

一旗揚げたいというこちら側の弱点を突いてきますので、ご注意を。

やっかいなのが、くだんの過去の知り合いであります。
「それは完全に宗教だよ」
と断りつつも、「ノーサイドで遊びに来て下さいよ」と、或る意味、福の神を手なずけておくフォローもいたしましたです。

また昔のお女性からの連絡もキナ臭いのであります。
「ランチでもしながらお仕事のお話を」
オッパイの重さを思い出しつつも、削除の刑でございます。

来年の四月までは、上手い話に手を出すな!
なのでございますです。