2016
05.07

老母が一週間ほど寝込んでいたことを知ったのは昨日であります。
なにかにと忙しく、最近は連絡をしていなかったのでありました。

で、「お母ちゃん、インフルエンザだど」
と妹から聞かされたのは昨夜。

で、本日の朝に老母に電話してみたら、幽霊のような声で、「誰だえん」と。

その声の弱々しさに、さては別離が来たのかと断易を立ててみたのでありました。
出た卦は雷沢帰妹。帰魂卦であります。二爻の父母が空亡。元神も空。

「まさか…」と再び立てた卦は山風蠱。
これまた帰魂卦。

ええっ。

二つとも治療を意味する子孫が伏しておるではありませぬか。
病院がダメだともとりますです。
前々から、主治医が無能であることを喋っていましたが、老母は「悪いから」と義理立てしておったのを思い出したのでございます。

が、二つとも子孫空母。
五爻の父母が日晨を持っているのも不気味であります。

そこで三度目。
こここ、これは!

またしても帰魂卦であり、またしても子孫が伏しているのであります。
画像では書き忘れましたが、四爻に午の子孫が伏しておりますです。

で、初上が動いております。
もうお陀仏かもしれませぬ。

しかも初爻の父母が日晨を持ち化空、化剋。
日晨変壊なのであります。
即日死に至るという卦。
これはイケないと、妹に連絡し、緊急入院の手続きをとらせた次第であります。

父の死を断易で的中させただけに、そっちのほうの信頼は無意識にしみ込んでいる様子でありました。

帰魂卦は八つありますが、その中で子孫が伏している卦は、上の三つだけ。
それがもろに出たわけであります。

手遅れになるかどうかは別として、私メは断易のこの符号に感動し、やや腰を抜かしているのでございました。

13 comments

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  1. その後の お母様の具合はいかがでしょうか
    とても心配しておりました
    昨日は どういう訳か、先生のお母様の事が頭から離れませんでした
    無事 回復される事を祈っております

      ●十傳より→ありがとーございますです。

  2. 酸っぱいのは体が受け付けないかもしれませんが、ビタミンCはいかがでしょうか。
    免疫に本当は大変な効果があるようです。

      ●十傳より→蘇生したら薦めてみますです。

  3. 同様の経験があります故、先生のお心の中、お察しいたします。
    とにかく、お母上が無事回復されますこと、ご祈念いたしております。

    ●十傳より→後悔のせぬよーに、この十年間、毎月モリオカに帰省しておりまして、でありますから、どーなってもイイというのが今現在の心境であります。

    • 左様でございましたか。
      先生のお気持ちに感服いたします。
      自分の話で恐縮ではございますが、もし、タイムマシンというものがあったなら、
      あの日、あの時に戻ってひと声だけでも掛けてあげられたら…
      そんな後悔の念が噴出したものですから。
      そう言えば、日付が変わって母の日でございましたね。

      ●十傳より→今年は菊にするかと申していたところでありました。

  4. 先生の大ファンです。先生のお母さま無事回復なさいますように。先生をこの世に産んでくださってありがとうございますと申し上げたいです。
    私は老親2人と近居しており、まだまだ元気なので想像もつかない状況に胸のつかえる思いですが、よく帰郷されている様子を拝読してきましたので存分に親孝行はなさったのかなと感じ入っております。先生におかれましてもふるさとの自然に癒され慰められるために必要な貴い時間を過ごされた10年は素敵だと思います。
    先生もどうぞお体大切に。

      ●十傳より→私メとしては生まれたくなかったのでありましたけれどね。

  5. >生まれたくなかったのでありましたけれどね。

    私も昔はそう思っていました。
    人は生きながらでも生死を体験していると思います。
    生意気ですけれど。
    針の筵で息を殺す、それぐらい辛かった時期があります。
    この先また死にたいと思うかもしれませんけど。
    自業自得にならないようにだけ気を付けて生きたいと思います。
    今の選択が将来の一部を作るのは、間違いではないようですし。

    まず今はこちらで良いお知らせが出ますよう祈念しています。

    ●十傳より→生まれるも死ぬるもどーしよーもない定めでありますですね。

  6. 先生がそう仰っても、先生のお母様の御快復を願いますのが人の想いでございましょう。
    お母様が奇跡の生還をなされますように、お祈り申し上げます。

      ●十傳より→だいぶ声がハッキリしているよーであります。

    • 先生のご家庭の事で余計なことだと思われてしまわれるでしょうけれど、
      少しでも良い兆候をお聞きすると、ホッとして嬉しくなります。
      やはり私達が先生の生徒だからですね。
      皆でお母様の手を引っ張りたい!

        ●十傳より→葬式の予定が崩れたよーであります。

  7. こんばんは、小野先生
    インフルかかってしまった後でもプロポリスの効き目は良いです。
    自然のもですので、お母さまどうでしょうか?
    一日も早く回復なさいますように

    ●十傳より→あまり長生きされても…。息子を看取る母にしてしまいますです。

  8. 「葬式の予定が崩れたよう」 取りあえず ホッ としました
    自身が辛い体なのに、息子の身を案じて 「暫くは帰郷するな」という母親の心
    有難いですね
    長生きが 良いか悪いか は 私も分りませんし 考えさせられます
    12年と10年ほど前に、私は歳の離れた 兄と姉を亡くしました
    兄は50半ばで末期の肝臓ガンになり、もう手遅れ状態でした
    ある夜中、母のケイタイ電話に 入院している兄から
    「お母ちゃん、助けて、苦しい」 と助けを求める電話が
    自分の奥さんにではなく 年老いた母親に電話してきたのです
    母は急いで病院へ電話し、それから 母・兄妹・兄の奥さんで 病院へ
    まだ意識のある兄の周りに集まり、一人ひとりが手を握り声をかけました
    すると 母が離れてしまうと 「お母ちゃん、 お母ちゃん」と 母を必死に呼ぶのです
    母が 兄の傍へ駆け寄り 手を握り 「お兄ちゃん、大丈夫だよ、傍にいるから」
    そして 母と交代で 奥さんや 兄妹達が手を握ろうとすると
    「お母ちゃん、お母ちゃん」と 何度も苦しい息で母を呼ぶのです
    あの時の母はどんなに辛かった事でしょう
    それと同時に 母親としての自分を きっと誇りに思ったかもしれません
    12年経った今でも その時の事を想い出すと 涙が溢れてきます

    ●十傳より→忘れることも供養なのではないでしょうか…。

  9. おかあさんは、いくつです

      ●十傳より→バカく歳です。

  10. これは本当に凄い占例ですね。
    再占、再々占と連占して、その共通項を注意深く探すのですね。
    帰魂卦且つ、子孫が伏している卦、この三つだけですよね。
    やはり之卦よりも、本卦を重く見るべきなのでしょうか?

      ●十傳より→それぞれのケースによりますです。

  11. どうもありがとうございました。

    ●十傳より→いえいえ。