2015
09.29

曼珠沙華は彼岸花とも申しまして、あの世の花だとか。
いちど水仙のような葉が生えて、それが枯れてから真っ赤な花が咲くわで、一度死んでから咲くというところが、あの世を連想させるのでありましょう。

が、どういう理由で枯れてから咲かなければならないのか、この世の植物は不思議でございます。
植物だけでなく、蝉もトンボも、いや人間だって、すべて存在するものは、考えると奇妙な生態を備えておりますです。

さーて、10月のボイドタイムですね。

09/29(火)16h46m~/30(水)03h58m牡羊座
10/01(木)19h45m~/02(金)05h05m牡牛座
10/04(日)02h21m~                  09h23m双子座
10/05(月)20h05m~/o6(火)17h32m蟹座
10/08(木)06h11m~/09(金)04h51m獅子座
10/10(土)07h13m~/11  (日)17h46m乙女座
10/13(火)09h07m~/14(水)06h39m天秤座
10/15(木)09h59m~/16 (金)18h19m蠍座
10/18(日)17h49m~/19 (月)03h53m射手座
10/21(水)05m32m~                  10h39m山羊座
10/23(金)13h23m~                    14h19m水瓶座
10/24(土)20h20m~/25(日)15h23m魚座
10/26(月)21h27m~/27 (火)15h08m牡羊座
10/29(木)00h22m~                   15h25m牡牛座
10/31(土)11h56m~                     18h10m双子座
11/02(月)12h37m~/03(火)00h48m蟹座
11/04(水)10h47m~05  (木)11h23m獅子座

以上を参考にヤバイことのなきよーにお願いいたしますよ。

2015
09.28

今回のモリオカは、画像のヤグラの修理と、家相のチェックでありました。

なにしろ11月の家相セミナーでは奇門遁甲家相をビギナーさんにも理解できるような工夫が必要なのでございます。

老母を受講生に見立て、方位の測り方などのプレをいたしました。

このヤグラは客間の上座から庭をながめるとき、額縁になるような高さや角度を考えております。
ところが、根本が腐り、傾いてしまったので、雪が降るまでにどうしても修理が必要だったのであります。
ちなみに、画像は客間の末席、つまり身内が門に客人がいちはやく見ることのできるように考えておるのでありました。エヘン!

とは申しましても、吉の家相ではありますが、欠点というか長所というか、客が途絶える一面がありますから、客人からの眺めは最高でも、まったく役に立ちませぬ。

ここは春になったら、最初からやり直さなければなりませぬ。
笹の根を切り取らないと、どんなに切っても生えてくるからでございます。

庭も家相の一つでして、石の色とか、規制があるのでございます。二年に一度は小石を洗うことも大事なのであります。

家も庭も、独裁的であることが大吉でございます。
独裁的なエロとでも申しましょうか、
人の意見を聞いていては良い庭はできないのであります。

曲がりくねり或る場所からは力強く、そして陰があり、見えるよーで見えず、しかも立ち入ることにためらいをおぼえる、そんな庭や部屋の配置が出来れば最高でございましよう。
太陽の季節の光や、雨が降れば潜んでいた正体が仄暗くあらわれる庭、すると部屋は墨のような香りがたちこもり、風が吹くと思考回路までが逆流するはずでございます。

が、今回の予定はクリアしましたので、つづきは次回になるのであります。

 

2015
09.26

失くしたものと諦めていたものが、或る日、忽然と現れることがございます。

納屋から、画像のモノが見つかりました。
プレイコミックという青年向けの漫画雑誌の切り抜きであります。
当時、高校生だった私メは、いたく感動したものでしたが、いつのまにか紛失し、記憶の中だけで物語をなぞっておりました。

再読すると、たあいない内容でして、このどこに心を揺さぶられたのか理解しがたいのでございますが、納屋の古いカバンの中のノート類のあいだから発見した時はドキリといたしました。

占いのお勉強で「なーんだ、そんなことだったのか」と納得した時と同じで、見つかったことはすごく嬉しいのだけれど、自分の愚かさを見せつけられているよーな気持ちになるのでございます。

春に仕込んだ味噌の入った甕を開け、醗酵の具合をみながら、戸棚のカバンに気付いたわけでありまして、恥ずかしさのついでに申しますと、恋の出会いにも似ておりましたです。

すると頭脳は過去をさかのぼり出し、
「可愛いわねぇ」
という、しょっちゅう通っていた喫茶店の年上のウェイトレスの声へと行き着くのでありました。

そのお女性とは何もございませんでしたが、私メが一方的に好意を抱いていて、思春期に特有の、愛する人に自分と同じ感動を共有してもらいたくて、その切り抜きを見せたのでございます。
その感想が「可愛いわねぇ」でありました。

そして、その切り抜きは、てっきり彼女に渡したままだと諦めていたのでございます。
誕生日の雨の夜でして、喫茶店に行き「お祝いね」と出してくれたジンフィズに酔っていたのでございましょうか。

その後、数年して、夏祭りの船っ子流しの会場で、ご主人とおぼしき男性といっしょにいる彼女と「あら」「あれれ」と再会したモノでしたが、いまはどーしている事やら。
私メだとて、よもや易者になっていようとは想像だにしなかったので、人生とは面白いものでございます。

郷里はかつての自分自身を見つける場所なのかもしれませんです。