2019
10.18

蘭の花が事務所にいるのであります。

まるで、富豪の国のお姫様が、間違えて迷い込んだかのよーであります。
バラの花とか百合の花であれば、貧乏事務所にもお似合いかもしれませぬが、花にも生まれつき高貴な花があるものだと、島流しになった王に付き従って、かよーなところに流れ着いたのかと、はらはらと涙をこぼすばかりであります。

蘭さんよ、ここが、この事務所がどのよーな場所なのかご存じか?

土日ともなれば、全国から、異様な方々が方術を学びにくる巣窟なのですぞ。
生まれ落ちた日時や、サイコロの目によって運命をはかり、乱世の方位術を用いて、わが身を開運させる、おそろしき場所。

いわば、非常識な方法によって、この世の上位に這い上るための秘術を会得する魔の巣窟なのでございるよ。

あなたのような高貴なお花が住むよーな場所ではござりませぬ。

それとも、あなたは天使として、この場所に降臨したのでしょうか?
方術によって導かれ、我々にしやわせを与えるために、もしや月の世界から御くだりあそばれましたか。

なんとなく、そう思うと、明日から運勢に輝きが加わるような気がいたします。
明日から、幸運の扉がみつかりそーな気がいたします。

今宵は、野蛮な炭鉱主が、似つかわしくない華麗なお女性を得たように、酒を片手に鑑賞することにいたしますです。

2019
10.16

試験に落ち続けていたお女性から、またしてもチャレンジするという連絡を受け、ひそかに神蓍を振り、断易の神様に、試験の合否を尋ねたのであります。

暌の二爻三爻が変わり、六冲卦の離が躍り出たのであります。

三回占いましたが、まるで合と冲の集中講義のような様相であります。

六冲卦は、バラバラになる。纏まらない。離れるという意味だということは、この断易宿題のシリーズで述べております。

ただ「離」はくっつくという意味もございます。離は火でありまして、火は何かにくっついて燃えるからであります。でも、これは断易的ではありませんから忘れてくださいまし。

△が応爻でありまして、試験を受けるお女性。酉の子孫で空亡。
子孫は、遊びの星でありまして、試験には適しません。
困りました。

〇は世爻で、この場合、学校を意味します。父母が付いています。

この世爻の巳の父母は日月の助けがございません。

さらに世爻の空亡は何を物語るのか。

彼女の合否やいかに。

2019
10.15

愛用していた煙草の銘柄が製造を止めてしまい、ついにこの一本で最後になってしまったのであります。

「さて、どーする」
と自問いたしました。
この一本を見つめながら、本日は禁煙していたのであります。

「わたしがいなくなっても、オノさんは別の女を見付けるよね」

お女性は続けます。
「だって、ゴー君が死んだ後、すぐにロメオ君を飼ったじゃない。信じられない男だわ」

煙草を止めることぐらい簡単であります。
国際線で14時間以上吸わなくたって平気だし、神戸で講義をしていた時は禁煙室をリザーブしていたのでありますから。車の中ではいっさい吸ったことはないですし。

が、煙草を止める大義がございません。
吸い始めてから60年経ちますが、健康を害したことはないし、すこし値段が高くなった程度でしょーか。

世間が禁煙に向かっていたり、受動喫煙の害だとか大騒ぎしていますが、知ったことじゃございません。
また原稿書きには煙草は頭をクールダウンしてくれる体によい薬でもございます。

問題は、愛用の銘柄が無くなり、すぐに別の銘柄に変えても良いかということであります。犬やお女性とはわけが違うのであります。

いや同じかもですね。

お女性と別れて、やはりいろいろな理由から、
「やはり張り合いがないよなぁ」
と、いつしか、新鮮なオッパイに顔を埋めていたりするのです。ほんとうの「女」にするためにハッスルしたりもしたりするのであります。

最後の煙草に火をつけてから、あとは野となれ山となれであります。