2023
09.30
すごく好きというわけではございませんが、電車での移動が好きであります。
自宅から事務所までの所要時間は90分。
じつにイイのであります。
これが30分以内だと便利でしょーが、私メには物足りません。
東海道線の60分が、私メには必要なのであります。
だからと言って有意義に過ごしているかと問われると、
「いえいえ、ただひたすらにボンヤリと」
と答えるしかないのであります。
年に一度か二度、事故などで大幅に遅れることがあります。
でも、備えとして、バックの中にはナッツ類とかを入れておりますので、車内から人が消えても、悠然としていられますです。
CAさんが回ってきて、
「復旧までに一時間以上はかかりそーですが」
と心配されても、「大丈夫です」と楽しむことが出来ますです。
だいたいにしてトラブルがあったからと、乗り継ぎする行動は無駄が多いことを経験で知っております。
大汗をかき、ヘトヘトになるばかり。
こういう時は、CAさんたちだって、実際のところ分からないのでありますから、質問しても怒鳴っても仕方ないのであります。
ジッと動かないという選択が八割方は正解なのであります。
残る二割とは、その車両から全員が降ろされる場合。
混雑したホームにたたずみ、途方にくれるケースであります。
「これも人生経験」
と思うしかないのでございます。
国からも保証されていない易者という変動の多い仕事についている、数少ない楽しみだとお許しくだされい。
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2023
09.29
中秋の名月。
忘れられないのは2000年9月12日の東海道新幹線の車内から眺めた満月です。
その2日前、私メは仕事で京都入りいたしました。
大変な豪雨でして、私メの乗った次の新幹線はのきなみストップ。
仕事というのは、カラスのはく製を肩に載せ、マント姿での神社での撮影でした。
安倍晴明神社で撮影した直後から雨が激しくなりました。
しかし、嵐山の晴明の墓地で強硬に撮影をさせられ、ずぶ濡れでした。
そこで法成寺で、「エイヤー!」と雨を去らせようとしましたが効果なし。
法成寺の「法」は、水が去ると読んだからでした。
翌日も雨。
その日は大阪に向かい、清明の母親の狐を祀っている場所などをめぐりました。
雨が止んだのは、大阪の阿倍晴明神社に着いたあたりでした。
社務所のオバちゃんが、
「これ買うてくれへんか」
と小冊子を差し出したのでした。
出版社のお方は「いらん、いらん」と相手にしませんでしたが、それでは悪いと思い、私メは一冊。
それを帰りの新幹線で開きました。
古事記の新解釈でした。
その奥付に、「中秋の名月を眺めながら」と記されており、それは1年前の日付なのでした。
新幹線の車窓からは、1年後の満月が。
事務所に帰ってから、著者にメールを送りました。
縁というものはどこから付くのか、その著者から返事があり、そこから携帯電話の仕事が発生したのでありました。
占いサイトが雨後の竹の子状態でして、私メも、その流れに乗ったのでございます。
中秋の名月と聞くと、あの新幹線から仰いだ、青い月を思い出すのでございます。
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2023
09.28
個人の自由な生活に口を出すつもりはございません。
が、ここは都会のど真ん中であります。
悠々自適な生活と感心すれば、感心するのですが、驚愕と表現したほうが正しいのであました。
で、
「カシャリ!」
撮影してしまった次第でございます。
家相では凶であります。
蔦とか草が家を覆いつくすのは、縄文の時代の家ではないのですから、凶以前の問題でありましょー。
まぁ、今年の夏の激暑では、草取りをすることは、命の危険と直面していますから、仕方ないことかもしれません。
でも、方法がなにかあるはずでは…。
驚愕の次には、感動した次第でございます。
自分にできないことをする人に対して、いつも覚える感動であります。
市役所の受付業務の人、居酒屋の注文を取って、間違えずに料理を運ぶ従業員、介護の人などなど。
ホントにすごいことをしていると思っているのであります。
このオッちゃんも凄いのであります。
ちゃんと選択をしキチンと乾かしているのであります。
ドアなど洒落ております。
しかし、家相上は「凶」。
これ以上の幸運は望めないと断言いたします。
ここで、ふと考えねばならぬことがございまして、それは、
「幸運とか不運とは何を基準とするのか」
であります。
「精神的に幸せ」は基準がございません。幸せを測るモノサシは存在いたしません。
お金とか身分とは他人と比べることが可能です。
このへんに、占いの限界があるよーであります。
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