2013
04.30

けがれた女…という言葉はまだ使われているのでありましょうか。
男たちにもてあそばれたお女性を意味するのでありましょうが、お女性がみずからを「わたしはけがれた…」と口にしますと、どこか得意げな響きもこもっておりましたです。

お花が虫に食われたのか、破れているのでありました。
可愛いお顔のAV女優ちゃんのようでもありますです。
と、見てしまうのは、正常なのか、差別的なのかは自分でもわかりませぬ。

が、「ああ、もったいない」という気持ちと「むしろ愛おしい」という気持ちが混雑しているのでありました。

海岸道路の途中で車を止め買い物をしていたら、助手席のお女性がおりませぬ。
見回したら、岸壁のテトラの危険な場所で手を振っておりました。
蕎麦をすすりながら、
「死んじゃうよ、あんなところまで行ったら」
「いいんだよ。死んだって」
「なぜ?」
「死んでも悲しんでくれる人はいないから」

冗談っぽく笑いながら、彼女は真っ白なTシャツにはねた蕎麦ツユを気にしている様子でありました。
「ハサミある」
私メは小型の折りたたみの七つ道具をわたしました。
彼女は汚れた部分を、ジョキジョキと丸くくりぬきました。

「キチガイ」
「そう、キチガイだよ、入院してたし」

彼女は、しかし、自分のことを「けがれた」とはひとことも言わず、「わたしは男運だけはいいのよ」とニタッといたしました。
「みんなイイ人たちばっかりだった」と。

だんだんと私メは自分が苛立っていることに気付き、そのいらだちの理由を考えました。

破れた花への嫉妬だと知っておりましたが、考えることで嫉妬を追い払っていたのでございますです。
「イイ人、イイ人、イイ人」
破れた純白のTシャツの花は私メのことも、そう思っているのでありましょうか。

そう思わないと神様の天罰でもあたるのではないかと。

夏は、ふたたび眼を覚ましたようであります。

2013
04.29

やれやれです。

GWと言うのに、私メは単行本の資料作りに追われておりますです。
それもPCではなく、手書きなのでございます。

どのくらい頑張ったかと言うと、1週間で新品のボールペンのインクが空になるほど。
こんなことは生まれてはじめてなのであります。

生まれて初めてということが、まだ残っていたとは…。

でもですね、そういう初めてのことをしちゃダメだというのが、ボイドタイムなのでありますです。

5月のボイドタイムをご覧くださいまし。

2013年04/29(月)13h40m in射手 ~         21h23m
2013年05/01(水)23h10m in山羊 ~         23h21m
2013年05/03(金)13h28m in水瓶 ~  /04(土)03h27m
2013年05/06(月)01h03m in魚  ~         10h04m
2013年05/07(火)21h42m in牡羊 ~  /08(水)19h10m
2013年05/10(金)09h30m in牡牛 ~  /11(土)06h22m
2013年05/12(日)22h34m in双子 ~  /13(月)18h57m
2013年05/15(水)21h15m in蟹  ~  /16(木)07h38m
2013年05/18(土)13h35m in獅子 ~         18h33m
2013年05/21(火)01h50m in乙女 ~         02h08m
2013年05/22(水)16h36m in天秤 ~  /23(木)05h56m
2013年05/24(金)22h57m in蠍  ~  /25(土)06h50m
2013年05/26(日)19h24m in射手 ~  /27(月)06h30m
2013年05/29(水)03h43m in山羊 ~         06h50m
2013年05/31(金)08h59m in水瓶 ~         09h31m
2013年06/02(日)13h33m in魚  ~         15h35m

2013
04.27

GWといっても、私メには、あまり関係ないようです。
けれど、なんとなく車の音が少ないような気がいたします。

犬たちをシャワーでキレイに洗ってやり、ジョルノの毛を刈ってやりました。
裸イヌですから、冬の間は、風邪を気遣ってのばし放題だったのでありますです。

毛が真っ白に柔らかくなって、しかしジョルノにはいささか迷惑だったかもしれませぬ。
清潔になると、寒いのか毛布をかぶってしまいましてございますです。

しずかに時間が過ぎていくGW最初の日でありました。

じつは、私メは秋に出る予定の単行本のタメに忙しいのであります。
朝の8時から12時間ほど机に向わなければ、追いつかないのでございます。

それでも、昼下がりともなるとウトウト。
もはや頑張りにも限界のある年齢なのでありましょう。

犬たちに心配されながら、しばしのまどろみを楽しむのでありました。

「やっと桜が八輪ほど咲いだよぉ、裁判所の石割桜が」
と老母から電話。

先週はまだ冬でしたのに、東北にもついに春が訪れかけているのであるようです。

…このような、疲れた表情を、お女性に眺められているのかと、ふと思い、「こいつも歳だなぁ」なんて思っていたのであろうなぁなどと空想に耽るのでありますです。

が、そのような楽しい空想をストップさせ、ふたたび仕事に戻らなければなりませぬ。
詳しくはまだ教えられませんが、誰も出したことのない占い本になるはずであります。

私メの代表作になるはずでありますです。
ギャッ!

関東の昼間の気温は20℃ちょっと。
まことに昼寝には最適でございます。

もうすこし、このまま犬たちとのひとときを感じたいのでありました。

みなさまは、さぞや有意義に連休を過ごされているかと存じますです。

まずは、これにて、でありまです。