2024
03.18

本日からしばらくモリオカです。

春の雪が出迎えてくれました。
降っても積もらずに淡くとける春の雪であります。

老母宛ての、いろいろな郵便物が届いていたので、まずは流刑地へ。
元気でありました。

が、書類を出しても、
「読み上げてけで」
やはり、元気に見えても、春の雪の如しでございます。

いやいや老母だけではない。
私メも、いや多くの方々も、すべては春の雪。
頑張っても努力しても、成果が蓄積することになるのはわずか。

無駄なのであります。
でも、無駄こそ最高なのかもしれません。

そして結果など、人生にはないのかもしれません。
人はどーしても区切りをつけたがり、その区切りによって成否を決めたがります。

ただただ好きなものを見つけ、それに夢中になっていればイイのであります。
それが占いであっても、クルマであったとしても、恋愛でもイイのであります。

結果を求め、イヤなことを我慢して生きるより、ずっとしやわせなのでありますです。

2024
03.17

ハゲ之丞さんが、ぶっ倒れたのでございました。

通っているジムでよく顔を合わす、70代後半の、そして、私メににじり寄る老人、バレンタインの日にチョコを手渡したホモの年寄りがハゲ之丞さんであります。

ランニングマシンでは、他が空いているのに、私メの隣に陣取るのであります。
たまに汗で濡れた指が触れたりもいたしました。

彼は、最近になってマシンのスピードを上げ始めたのであります。
けっして見たいわけではありませんが、彼の激しい息づかいが耳に苦しくて、チラリと速度計を見やると、時速10キロ。
これで6キロ走るのであります。

いままでは途中で休み、午後の紅茶のミルクティーを飲んでいたのですが、もう休むことなく猛然とダッシュしていたのでございました。マシンの下は彼の汗でずぶ濡れ。
「無理だぞ~いつか倒れるぞ~」
誰の目にも、その予感はあったことでございましょー。

と、その日、その時、私メの視野から彼が消えました。
屠殺場の痩せ豚がベルトコンベアで運ばれているよーに、彼は隣のマシンの上に斜めに転がっておりました。マシンは動き続け、彼の頭はゴムに揺れておりました。

私メは反射的にスイッチをオフに。
手をあげスタッフに救援を頼みました。

その時には彼は気を取り戻し、寝ぼけた顔つきで周囲を見回しておりました。

しかし、見ました。
丈の長めのパンツから脛にけて茶色い異物が滴っているのを。
そして、嗅ぎました。ウンチの匂いを。

♪のっこりと垂れよー、ボングソたれよー♫

カメラを持っていなかったのが残念です。
彼の耳の下からエラにかけての皮膚が黄青に変色しているのを。
典型的な死相であります。これは回復しても時間を要するであろー。

しばらくして到着した救急車に運ばれ、ジム内では清掃が始まりましたです。

あれから5日、本日も彼の姿はジムにないのでございます。

2024
03.16

四代前の先祖、小野天宗が書き写した写本を、時間をみつけて読んでいるのであります。

有名な術もございますが、
「これはヤバいのではないか」
と好奇心が激しく揺さぶられる内容もございます。
いまでは出版できない内容です。

柳行李が発見した時は、
「使い物になるのか」
と軽く扱ってしましたが、まず印鑑を使用いたしました。
福本銭などの包みに押している角印がそれでございます。

そーです。写本だけでなく御札の版木もいくつかあるのであります。

気学が園田真次郎が1924年に発明したわけで、この写本には気学の内容は混じっておりませんです。それだけにイイ加減な目くらましが入ってないところは評価できますです。
私メは、心の底から気学を軽蔑していることは、なんとなく感じていることでございましょう。

以前、占い師たちのパーティで気学家の理論を論破してきたものですから、すっかり嫌われ、もはや招かれもいたしません。招かれないのは、それだけではございませんが。

いやいや、易者をからかって遊ぶ、そんな時間は残り少なくなっているので、しばらくは先祖の知識の深さを調べたいと思うのであります。
「なんだもこれは!」
の低級な写本もございす。
しかし、おそらく勉強の段階かもしれません。
勉強の段階につれて重さのある写本となっていることでございましょー。