10.20
あれから…、あれからと申しますのは、先日、サンマーメンのお話をUPしてからでございます。
二年ほど閉まっていた、定食屋が再開したのですが、そこは以前の店名のまま、別の料理を出す店として復活しました。
以前の、みどり(勝手に名付けた)という女将のこしらえるサンマーメンがとても美味く、
「もはや食うことは出来ないのか」
あきらめきれずに、ほうぼうのサンマーメンを食い漁ったのでありました。
そのたびに、
「…ちがう」
落胆の連続でございました。
が、違うのは私メであり、食い漁ったサンマーメンこそが、本来のホンモノのサンマーメンだと、本日、悟った次第でございます。
ホンモノのサンマーメンも極上のお味であることは、ここで宣言しないといけませんですね。
しかし、求めていたものは偽物のサンマーメンでありますから、
「モノにしておけば良かったのか…!」
みどりと通じておれば、いつだって食えたはずという意味でありますです。
本日、ホンモノのサンマーメンをすすりながら、
「卵を散らしていない!」
そのことに気づいたのでありました。
湘南から消えたラーメンに、『城門ラーメン』がございます。
城門ラーメンを、簡単に申しますと、とろみの付いたモヤシラーメンに卵が散らしてあり、生姜を効かせたものでして、汁の底に残る挽肉を最後まで味わう喜びに酔うものであります。
みどりのこしらえたサンマーメンは、城門ラーメンから生姜を差し引いたものだと思い当たったのでありました。
偽物にこそ愛着を覚えてしまう不幸は、恋愛にも相通じるところがございます。
フシダラなお女性に恋してしまい、似たよーなお嬢様と付き合い、周囲に羨望されつつも、
「違うんだよなぁ」
物足りなさに、いまひとつ心が燃え上がらない、あの状態でございます。
そーなってしまうと、どちらがホンモノなのか分からなくなりますですが。
滅びてしまった城門ラーメンを求める旅が始まりそーであります。
殿方に至っても同じこと。
あの人は周りから誰一人として賛成してくれなかった。
みんな「あんなヤツは止めておけ」って。
でも、周りが進める品行方正な人には何一つときめかない。
今、日本一の深窓のご令嬢様もそのようなご心情なのでしょう。
●十傳より→ヤバイ奴こそ魅力的。しかしお女性の目に狂いなし。
辻堂の洞洞神で召し上がりましたか?
●十傳より→ああ、そーいえば。が、潰れたのでは…。
小野十傳先生・女性の話はよくわかります。
でも、自分の場合は見た目も性格も他もほぼ理想以上の超美女ですが、昼間の街・・・と云いますか・深夜1時~早朝5時頃の街の繁華街のメインストリートの・1・2本外れた通り辺りに現れる理想超えの妙齢の美女ですね!
料理のお話は、十傳先生オリジナルで作るか、プロの料理家さんに相談か、全品試作で有名なオレンジページ編集部さんに、ご相談と云う手も在ります!!
しかも、偽物ではなく超絶オリジナルですね。
●十傳より→よく分かりませんですが、そーですね。
「モノにしておけば良かったのか…!」
最終的にそこへ行き着く先生の思考回路が好きで好きで仕方ありません。
●十傳より→他にどのよーな思考回路が…。
旅…そろそろ
木村氏がウォーミングアップ
はじめているのではと
ワクワクしています
●十傳より→おそろいでどーぞ。
お若い時、プロのサーファーだったと言う噂のおじさまが、
ご近所に住んでまして、
城門ラーメンについてうかがってみましたら、三浦半島に城門という名前のラーメン屋さんがあるとのこと。県道134号線三浦海岸の海通り
三浦海岸駅より555メートルの場所(go go goの縁起を担いだと笑っておられましたよ)
まだやってるといいけどねと懐かしそうに教えてくださいました。
●十傳より→バカ次郎のお膝元ですか…。
ショウガを持参して、みどりさんのサンマーメンにそのショウガを入れれば
あっという間に城門ラーメン、ですね ?
●十傳より→やってみましたです。横目で睨まれました。
私は外食して「美味しかったな」と思ったものは
材料と味の記憶を頼りに自分でも作てみることがあります
今は美味しい濃縮ス-プが売られていますので
料理上手で勘の良い先生でしたら まったく同じではないにしても
お店の味に近いサンマ-メンを作ることが出来るのではないでしょうか
先生の好きなサンマ-メン、一度は食べてみたかった
そして、同じような味を目指して作ってみたかったです
ちなみに、私はタンメンを作るとき
炒めた野菜の中にス-プを入れたら、少々のオロしたニンニクとショウガを入れ
最後にほんの少し水溶きカタクリ粉をトロミがつかない程度入れます
そうするとスープにコクがでるのです
「タンメン」 亡き父の好物でした
●十傳より→カタクリ粉は冷めなくてイイですね、冬は。