10.19
この、お方が亡くなったようでありますです。
好きな女優ではありませんでしたが、しかし私メの世代を語るとき、欠かせぬお女性の一人であることは間違いありませぬ。
しかし、こんなに老いてしまっていたとは、時間というものは我々に何かを悟らせつつ、美を剥がしさらっていくものなのでありましょう。
男子の心を蠱惑させつつ、本人も「蠱」となっていくのでありましょうか。
易に曰く、蠱とは皿にもった食物に虫がわくことなり。
シルビア・クリステル…。
映画「エマニエル夫人」を見なかった男が、果たして存在するのでしょうか。
それほどまでに世間の注目を浴びた女優であります。
「たいしたことネがったじゃ」
「さっぱどイヤラしくねがったでゃ」
と内容も、演技もいま一つ。
しかし、なぜか心に張りつき「ああ、懐かしいなぁ」と男どもは、いまでも妙にリアルに心に呼び起こすことができるのであります。
平凡なおヌードであります。
ギスギスしたお女性に感じられますです。
が、それでも記憶に残るのであります。
老いて癌になってやつれて死んでしまうとは。
女優のプライベートなど知りたくないような気持ちになりますです。
いえいえ女優だけでなく、ぴちぴちしていたお女性のその後を見てはいけないのかもしれませぬ。
豊かだった自慢の肉体に復讐されているのは、ほとんどの女性かもしれませんですね。
ハゲとかデブとかジジイなどと男を小バカにしたいなら、どーぞしてくださいまし。
男は、お女性に比べると、少しは長持ちするのが救いなのでありますから。
20代の女性が、30代の女性を「あの年増がさぁ」と飲み屋で悪口を言いますが、その言葉は、やがてそのまま自分に返ってくることを、まだ知らないようであります。
が、年齢に歯向かうことはできませんです。
年齢は勝手に増えていくのでありますから。
せめて自分の年齢で老いていきたいものであります手す。
カラダがわななくほどお女性の肉体を求めたことがございますです。
しかし、いまは、あの震えるほどの渇望はございませぬ。
こうしてお女性のビフォー・アフターを眺めるばかりなのでありました。
ジジ様を愛する若い子は意外に多いのに比べ、おばば様を求める男子の数は極端にすくなく、それはそれで不平等と言ったらいいのか、当然の帰結と胸を張ればいいのか、よく分かりませんですね。
シルビア・クリステル、綺麗なかたでしたね。当時世の人に騒がれましたが、あたしの官能系の琴線には不思議なほど触れませんでした。・・・って、その当時は小学生でしたね。琴線に触れていたとしたら、今やそっち系で神となっていたことでしょう。
当時やたらとラタンの椅子が目につき、それを見つけては脚を組んで座ってエマニエル夫人ごっこをして遊びました(断っておきますが、服はつけていますよ)。そのポーズを見た大人が眉をひそめているのがわかると、後ろめたい嫌な気分になりましたが・・・てやんでいっ!って感じでした。大人って深読みしすぎだな、と思います。『エマニエル夫人』は小学生でもブームになるほどの映画でした。
●十傳より→音楽もまた印象的でありました。どことなく青江美奈の伊勢佐木町ブルースの曲の作りに似ておりまして、青江が、タタンタラララランタラァンのあとでアヘーアへーと悶絶するところで、私メは歩きつつ一二歩後退したのでありましたが、エマニエル夫人の曲も、同様に、後ずさってしまう部分がございましたよーな。
先生こんばんは。
当時シルビアさんは22才位だと………22才以上の色気だと思いました。
エマニエル夫人も刺激的でしたがシルビアさん実生活でも波瀾にとんだ人生だったみたいですね。
ただ9才の時にレイプされたって……阿部定にならなくて良かったかなと思います。
シルビアさんの人生はエマニエル夫人そのものだったのではと思いました。
●十傳より→マトモでは女優にはならないでありましょう。ましてやカメラの前で丸裸には。
いやぁ…。エマニエル婦人。
じゃなくてシルビアさん逝かれてしまったのですね。
いまだにこの映画、ちゃんと正面向いてみれないです。(笑)
おばば様を求める男子の数は極端にすくないのは
「女性」としての部分ではなく「母性」を求めていらっしゃる
かたのほうが多いのでは?って思ってしまうのですが…。
と、殿方の意見はどうなのだろうか…?(汗)
そ・れ・と!!
先生がご紹介していらっしゃった「デッドマン」!!
昨日購入し、寝る前に半分、本日作業の合間に
残り半分を読んで完読いたしましたー!!
予想できない後半の展開にドキドキしてしまいました。
久しぶりにこれだけの量のお話を一気に読みました。
圧倒されながらも、終わりが切ない…。
河合さんの次の作品が楽しみです。
あ、先生、コメント欄をお借りいたしました!!(笑)
●十傳より→それはゴホン人も喜ぶことでありましょう。読者の反応はやはり気になる…でありましょうから。
キングクリムゾンの
「ラークスタンズアスピック2」
”Larks’ Tongues in Aspic.Part 2″
をお聞きになってごらんまし。
訳すると
「蛇にのみこまれるひばりの舌」
という意味(私なりの意訳)です。
●十傳より→たぶん聴かないと思いますが、記憶しておきますです。
替え歌で有名なあの方の、エマニエル夫人のテーマの替え歌を聴いたことがあります。
確か、
「メシはまだか、早く、いま煮え~る♪」
だったかな?
いま煮え~る…って、
あの独特の「ニエ~~ル」のねちっこい引っ張りが上手で笑いました。
すみません、笑いのハードルが低くて。
●十傳より→そうそう、「いま煮え~る」のところで、いかに真面目に歩いていてもエビぞり、一歩後退するワケであります。
かなりのヘビースモーカーで癌で亡くなられたと・・・。
そんな美人ではないのですが、
隣の奥さんが・・・みたく「いやらしい」感じでした。
エマ婦人は、シチュエーションがエロかった記憶です。
なぜか思い出すのは、
テニスウェアを着ている場面からエロへ突入していく所です。
●十傳より→室内でありましたね。お女性二人が、白いテニスウェアをたくしあげて胸に唇をあてるのでありました。愛することはできないけれど、たしかに関係したら断ち切れない雰囲気を持つお女性でございました。
人生、若くなくなってからの時間が長いんだなー。
●十傳より→それに気づくのも若くなくなってからでありますですね。
たとえ おばば様を求めている人がかなりの数に上るとしても、
男同士の意地の張り合いや見栄みたいなものがあって表顕されないので、
おばば様を求める人が少ないと認識されてしまっているのだと思います。
実際は多数存在していて、密やかに・・・かもしれません。
モテモテのおばば様のみぞ知る世界ですね。
最近は、ホントかウソか熟女好きを公言するかたが増えています。
とてもイー! 風潮です。てへっ❤
●十傳より→と、なるとオハチいや、スリゴギが回ってこないお女性は、ちと落ち込むかもでありますね。