2019
06.30

今回の移動の間に、不思議なおうちをいくつか目にしたのでありました。

画像の、四角く囲んで真ん中のないおうちも、その一つでございます。

その家の前を歩いていた時は、べつに、
「大した屋敷だなぁ」
通り過ぎただけでした。

が、上から見下ろすと、どーです。
真ん中に欠けたのある屋敷であることが見て取れるのでありました。

家の中心が、その中央の欠けとして取ることになるのであります。
それはそれとして、やはり真ん中に欠けのあるおうちは、いろいろと災いがあるかもしれませぬ。

家の真ん中に階段があったり、エレベーターのあるお家もそーでありますが、まとまりに欠けるゴタゴタがあるかもしれませぬ。

「どーせ、バラバラの方がやりやすい」
と思っていたとしても、経済的なこととかポストとか受験生などで、思いもよらぬ出来事が発生するのでは…。

部屋の向かいに愛人を住まわせ、夜更けに真ん中にある庭を横切って、愛人の部屋に忍ぶならば、楽しいかもしれませんですが、しかし、それだとしても、愛人の部屋は別棟に作った方が安全であります。

おそらく、屋根の色や形状からして、手前部分は、あとから付け足したものと伺えます。周囲の建物がなくなり、駐車場となってしまい、そーなるとコの字型の家ではドロボーの心配がございます。そこで、
「もう、砦みたいにするしかない!」
と計画したのでございましょう。

東北縦貫道の、菅生サービスエリアでキュウリの塩漬けと、炊き込みご飯のおにぎりを貪りつつ、
「家に運は宿るのかも」
などと考えたりするのでありました。

そーして700キロを走破するうちに、タッチパネルの使い方もマスターし、
「クルマにもまた運が宿るのでアローか」
一時的に哲学者になるのでした。