2019
06.23

奇門遁甲には『催吉』なる秘法がございますです。

現在、webスクールでは、ちょぅど、その催吉のあたりの学習にかかっておりますです。

十傳スクールでは、初等科において、その秘伝にも触れることにしており、すでに通学制のスクールで奇門遁甲初等科を学んだ方々は、「ああ、あのことかぁ」と思い出されたはずであります。

催吉とは、使った吉格を、さらに強める方法であります。
青龍返首を使っただけでは心もとなく、青龍返首をさらに強めるためには、次にどの方位を使えば良いのか。
ここに秘法があるのであります。

たとえば「青龍返首」の後に「青龍返首」を用いれば、最初の青龍返首はさらにパワーを増すのであります。
「丁奇昇殿」も同様であります。丁奇昇殿は、西の方角で天盤が丁が付けは、それだけで丁奇昇殿となりますです。けれど、それだと、「ちょっと勉強しよーかな」と思う程度の効果しか得られません。これを「よーし、成績を上げるぞ」と勉強に集中させるためには、直後に「青龍返首」を使えば良いのであります。

しかし、この知識を持ってはいても、容易に使えないのが実情でございます。

何故か。
次に青龍返首が来るのは何時なのかを調べるのが億劫だからであります。

私メの発行している「奇門遁甲カレンダー」など、時間ベースで方位を一覧できるモノがあれば、あるいは、それらを作成すれば、
「よし、飛鳥跌穴を強める方位が連続してあるぞ」
と一目で分かるのであります。

つまり奇門遁甲の秘伝「催吉」を使うためには、計画性が必要であるのであります。

もちろん、催吉を使う欲はイイから、
「凶方位だけは避けよう」
というのでしたら、その時の方位だけをご覧になれば、問題はございませんけれど。そして、その使い方はとても無難なのでありますけれど。