2010
11.23
11.23
毛が短いロメオは、最近はスキンシップでぬくもろうとしています。
椅子に腰かけるとふわりと跳躍して、ご覧のとおり、私の膝の上に。
やがては、服の中に鼻先を入れて、体ごともぐりこむのであります。
遠慮ということをしりません。
もしも、人間ならば、「嫌われるかもしれない」とすこしためらうのが普通。
けれど、私も助かるのです。
ロメオ同様、夏は暑がり、冬は寒がりなのは、私も一緒だからです。
共存ということでありましょう。
トラブリュウだかの歌ではありませんが、こんな日々が幸せなのかもしれませんね。
こうやって今日買ってきた文庫本を静かに読むなんて、最高の幸せなのだと思いますです。
向こうにある白い物体は、さっきまでロメオがもぐっていた毛布であります。
汚れが分かりやすいように、あえて白い毛布にいたしましたが、すこし後悔しておりますです。
江國香織さんの小説「思いわずらうことなく愉しく生きよ」の小説の中にイタリアングレイハウンドが出てきてロメオ君を想像してしまいました。
ロメオ君は若いので遠慮をしないことが可愛いですが、老犬になると孤立を好むようになりますね。
爺さま犬はストーブの前で「いいからワシをほっといてくれ」オーラを発していますです。
●十傳より→老犬になったら老犬らしくして欲しいものであります。これは意味深な比喩であります。