05.23
老母と、郊外の蕎麦屋で、はこべの天婦羅を食ったのであります。
画像の手前は、ウド、そしてしその葉。はこべは、そのうしろであります。
「分かんねぐなったおんや」
と老母。
何だべと聞いていると、アパートの部屋代を滞納しているお方が数人いるよーだという話であります。
「もらっていて、それで忘れたのかも知れねし」
家賃のノートを見ましたら、
「うん、たしかに」
記帳するのも忘れたかもしれないと老母は言うのですが、いや、今年作成した確定申告書を思い出し、「ボケ老人だと、ナメられているかもよ」
家賃の受け取りを、老婆は、戦前の昭和初期の頃のように、現金で受け取っているのであります。
月末になりますと、その対応を玄関先でしているのでした。
しかも、「頑張らねば」とか「大変だべんとも、真面目にしていれば報われるんだから」などと説法も加えるのでありました。
それが、昨年あたりからかなりボケているのであります。
老母は、最近、仲の悪い野良猫がおりまして、
「ジッ、シッ」と追い払おうとしても、その肥満して貫禄ある猫は、薄笑いをうかべ、老母を睨んでいる現場を見かけたことがございます。
「しやねなぁ」
蕎麦をすすりながら、知り合いの不動産管理会社に電話したのであります。
急いで実家に戻りましたら、すぐに担当者が見えました。
「よくあるのですよ」
の社交辞令からはじまり、手慣れた所作で、テキパキと契約書を取り出して、その場で完了。
そーしましたら、どう調べたのか、丸一年間も払っていないお方が三人もいたのでありました。
「取り立てに行ったら殺されるんでねがと思ってさ」
なーに、ちゃんと知っていたのであります。
老母と仲の悪い猫は、私メがモリオカに帰ると、あまり姿をみせません。
すると小鳥たちも安心するのか、庭のベンチに腰かけてタバコを喫していますと、その小鳥たちは、手水で水浴びなどして伸び伸びするのでございます。
ヒッ寅メルカリとかに出しても良いでしょうか?
なんだか私には合わないみたいで、必要とされてる方が他にいるような気がしてならないのです。小野先生には失礼だと思うのですが、良いでしょうか?
●十傳より→ご自由にどーぞであります。
そーいえば今月は母の日がありましたが、小野先生はお母様にお花を贈ったりしたのですか!?
●十傳より→敬老の日がふさわしいのですが、一応は、カーネーションを贈りましたです。
家賃未払い者を呆けたふりして泳がせておくなんて、お母さまは凄いですね。
倍返ししてもらわないとですね!
●十傳より→これからが面倒であります。
えー、ヒッ寅欲しいです。
出品したら教えて下さい。
●十傳より→だ、そーです。
まる一年も家賃を滞納していた人が3人もいたなんて
生活苦からなのか、ただただ金銭的にダラシナイ人物なのか
でも一年以上の滞納とは
ここまで平然と家賃を滞納する神経が理解できないというか
恐らく、今まで滞納した金額を支払う気もないかもしれませんね
お母さまが表立って請求すると、本当に逆恨みによる犯罪になりかねないので
第三者が間に入った方が良いかと思います(後々のお母さまの身が心配です)
世の中には バカとキチガイは想像以上に多いものです
「はこべ」 … 可愛い白い花
薔薇や百合のように「どうだ!」と押し出す美しさはないけれど
優しい小さな白い花
●十傳より→雑草ください天婦羅でありました。