2023
03.17
03.17
棲むのはイヤですが、廃屋寸前に美を感じてしまうのは、やはり老いぼれの証拠でしょーか。
階段が素敵であります。
錆具合が、なんともいえぬ風合いを出しております。
が、ここで子供が住んでいたとしたら、ここに住んだというだけで劣等感を植え付けられるかもしれません。
通行人が誰もいないところを見計らって、出入りするよーな気がいたします。
それとも、どうどうと友達を連れてきて自由に遊んだりするケースもあるでしょー。
同じ誕生日の二人を、違う環境にいれて、どう育つのか観察したいのでございます。
「美しい建物」ととらえるか、「恥ずかしいボロ屋」ととらえるのか。
日本人は、おそらく、
「恥さらしの家」
と見るはずであります。
この建物を活かして、分厚いガラスなどを貼り、暖炉をしつらえ、そーやって改善していく思考は、いままでの日本人には欠けていたよーであります。
移住とかが流行り出し、古民家に視点をおおく若い人たちが増えていたとはいっても、なにやらワザとらしいのでございます。
家の改造には、新築よりもお金がかかるはずであります。
とってつけたけち臭い改造は悲しいのであります。
新講座で「家相」を講義することを意識しているのか、最近、建物に目がいくのであります。
地方に行くと、駅前の中古マンションが、軽自動車一台くらいの値段で出回っていることに驚きますです。
何が起こるか分からぬ世の中であります。
避難先を確保することも必要でありましょー。
できれば、味しかないかもしれなくても、味のある建物を手にして、開運の建物にしたいのでありますです。
住むつもりもなく廃屋…
それでもあるのは所有者の税金対策ですかね
●十傳より→壊すにもお金がかかりますからねぇ。
年月を経た建築。本来の姿、平穏さ。自然な落ち着いた存在感。
よき時間の流れも、感じられます。大運を乗り越えているからでしょうか。
●十傳より→建物にも、その建物だけが知る歴史があるのでありますね。
階段のサビは 雰囲気があってもダメなのでしょうか?
ボロくても暗い感じがしないのは 木造作りではないからですか?
●十傳より→雰囲気があれば、そして危険でなければ多少のサビはよろしいのではないかと。欠点のない家はかえって不吉であります。