04.18
この画像は、1998年の６月から2001年の春まで借りていた事務所でございます。
神保町の交差点の近くの、レトロな喫茶店の二階でございました。
戦災から免れた、古いしもた屋風の日本家屋。
ネズミが天井を駆け回り、月一で駆除業者が回ってくる、とんでもない建物でございました。
しかし、ここで夢中になって原稿を作成したのでございます。
家賃は月11万円。
「場所が良いですから安くは出来ません」
強気な不動産業者でございました。
トイレとキッチンが備えられているから、「まぁ、いいか」と決断したのでありました。
じつは、その前年に、東北沢に１Ｋの事務所を借りておりましたが、事情があり、1998年の１月に出たのであります。
事情というのは、資金源だったギャンブル誌が、編集部ごと独立することになり、
「当分の間は監修費を払えない」
と宣告されたからでございます。
監修費が滞ることは、直接的に貧乏に戻ることを意味します。
単行本が出たところで、それは単発。監修費のような月々の収入は大切な命綱なのでございました。
で、無事にギャンブル誌が復活することとなり事務所探しを始めたという具合であります。
たまたま通りがかった、この部屋のドアに、「入居募集」の張り紙を目にしたのであります。
しかし、この事務所は致命的な欠点がございました。
床が弱いので、重たい機器は置かれない。これであります。
業務用の印刷機は「無理」なのであります。
でも、導入しました。
万が一の場合は、印刷機ごと下の店に転落する危険があるのであります。
折よく、ストーカーが登場いたしまして、それを好機として、次なる事務所へと移ることになったのでございます。
ここでの３年間は、じつに色々と新鮮でありました。
毎日が楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。
ストーカーとか怖いですね。でも、先生ストーカーに会うほど魅力的とゆうことですね。
困ってしまいますね。
●十傳より→最初は驚きましたが、いまは冷静に対応できております。
あたたかな雰囲気ですね。
残念、お伺いしてみたかったです。
神楽坂の事務所の方は 逆に無機質な雰囲気だったような気が致します。
●十傳より→いろいろと経験を積み、無機質が良いということになったのであります。
先生、、、わたし、男心がわかりません。
そばに居れば、僕を自由にしてほしいって言うくせに、
じゃあ、わかりました。と離れると、いつも待ってる。とか、
離れていかないで、、戻ってきて、みたいな感じの男性なんですけど、
どっちなのか、意味が分からないんです。
わざとやって、楽しんでるのかな？なんて、思ったり。
辛そうにアピールするものだから、わたしが彼の所に戻ると、冷たく突き離す、そして僕の元から、消えていかないでって、言うんです。
●十傳より→分かっているではございませんか、男心を。
えー、わざとやって、楽しんでるってことですか？
わー！なんて男だろう。
●十傳より→冷たく接する。これが男を引き付けるポイントであります。
たしかに、、、優しくすると、調子に乗ってきます。
彼と関わって、初めて不眠症になりました。
身も心もボロボロです。笑
もう、関わらない方がいいかも、、、
●十傳より→それが恋というのではねぇーでしょーか。
私だけならいいですが、彼の方もだんだん病んできてるような気がするんです。
お互いに、悪い影響を及ぼす間柄なのかもしれません。
これが、恋ですか、、、。辛すぎるような気がします。笑
●十傳より→会っている時が辛いのか、会わないでいる時が辛いのか。その一点が問題ですね。
会わないでいる時が、辛いです。
会ってる時は、もっと。
●十傳より→その辛さが重圧として、こちらにも伝わってきますです。