12.12
温暖な土地柄の茅ヶ崎も12月でありますれば、朝晩などかなり冷え込むのでございます。
そりゃぁ、北海道の極寒に比べましたら屁でもございませんでしょう。
モリオカの老母にも、
「何度なんだえん？」
と問われますから、
「最低気温が８度くらい」
こう答えますと、老母は電話の向こうから得意そうに、
「こっちは２度。最高気温でだよん」
とにかく、２匹の短毛のロメオと、無毛のジョルノは、
「ホワッ！」
とガスストーブがつく音を聞くと、走ってくるのであります。
そしてストーブの間近に陣取り、大丈夫かと心配になるくらいに、肌が熱くなっても気持ちよさそうにファンの熱風を楽しんでいるのでございます。
散歩も暖かな日差しのあるお昼あたりしかできませんです。
仲の良い２匹でありますが、ふと女の友情を思い出したのであります。
ハンドルネームが、夢野サリーというお女性がいました。あの魔法使いサリーであります。
それを不思議に思っていたのであります。本人と、アニメのサリーちゃんの接点がないからであります。顔も似ていませんし。どちらかいえば亀のようなお女性でありました。
恋愛経験がほとんど皆無らしいのでありました。
で、あるとき、彼女の親友というお女性を見て納得いたしました。
そのお友だちのお女性は魔法使いサリーの花村よし子似でありました。男まさりでガチャガチャした感じなどそっくりそのまま。
ところが彼女さまも、どうして自分の親友が、魔法使いサリーなのかいっこうに合点がいかないようすでありました。
そしてそのとき思ったのであります。
「ははーん」と。
ハンドルネームが夢野サリーちゃまは、親友をどこかで小馬鹿にしているのであろうかと。
まさか自分が親友から、ガチャガチャ女の花村よし子として見られていようとは、おもってもいなかったでありましょう。
悩みを相談しあい、なんでも話し合える関係でありますが、心のどこかで相手に対して優越をおぼえたいのはお女性の特質なのかもしれませんです。
花村よし子そっくりが、男関係が派手なのを羨んでいたのかもしれませぬ。
男の場合はそういうことがほとんど皆無でありますから、どこかお女性の本性を見たようで、もうけた気分になったものであります。
ロメオもジョルノもオスで良かったなぁと思ったりするのでありました。
影の薄い すみれちゃんが好きでした。
以前 恋人の家の近くに ＜すみれ食堂＞という食堂があり
美味しくも まずくもなく 二人で良く食べに行ってました
案の定、 女将さんの名前が すみれさん ・・・・・・
彼が尋ねてわかりました 聞かなきゃ良かったね と
顔を見合わせたその時 すかさず ご主人が
可憐なイメージじゃないよな、どうみたって レンゲかハスだよな
と言って 大笑いしたのを思い出しました。。 仏教系のお顔だちでした。
●十傳より→そういう店は、妙に記憶に残るものですね。恋人と別れると同時に足が遠のくのであります。私メも東北沢にそういう店がございましたです。午前一時に駅で彼女を待つのであります。水商売でしたから。そしてその店に寄るのでありました。店が閉まっている時もあり…たんだん思い出してきましたぞ。
＜恋人と別れると同時に足が遠のくのであります。＞
いいえ、もっと前から私は 遠慮したかったのでした
だって天井から ハエ取り紙がぶら下がってて
私が嫌がるの面白がって彼は 今日は２匹だ とか
すみれ・・いえ、女将さんも 昨日替えたから まだ０よ とか
当時の彼も２足のわらじ、暗黒舞踏派のグループに所属する
映像関係の仕事をしてました 今もですね 恐らく・・。。
先生の思い出の地 東北沢・・とうほくざわ って読んじゃいました
つい。。
●十傳より→とうほくざわ。いままで気づきませんでした。東北人が上野界隈に集まるように、私メの頭も「とうほく」に惹かれるようであります。
よく分かります。
いっぱいいます。サリーちゃん女。
それと、恋愛相談を女友達にするのはとても危険だと思うんです。
友情をふりかざして、「そんな男サイテーだよ。あんたがもったいないよ！」などなど…
いかにもこちらを心配しているような、いえ、実際こころから心配してくれているのかもしれませんが、そんな余計な励まし？が、疑心暗鬼になって、大切な恋をぶち壊すことも…
残念ながらありますよね…。
●十傳より→これは驚きました。千里眼ですね。的中であります。そういうことになったようでありますです。サリーちゃん女の友達の恋が。
十代の時を思い出したのですが、
サリーちゃんといえば
足首のしまりのない女の子の蔑称でした。
もしかしたら、自傷的なHNだったかもしれません
●十傳より→もしかするとそうだったかもです。…いや、じつは「Ｍ夢野サリー」がじっさいのハンドルネームでして、そのＭは、これもまたお女性の底知れぬ深さを感じさせるのですが、よし子似の親友さんがいうには「彼女、松下に勤めていることをちょっと自慢したいタイプ」ってことでした。
女って、めんどくさい。
さっきまで仲良く話していたのに、さんざん悪口・・・。
「じゃぁ、会わなきゃいいじゃん」
「・・・」
「寂しい・・・」
オートリバースのカセットテープのように、
同じ愚痴を何回も聞くのでございます。
男でいいでございます。
男で話す基準は・・・
「ムムっ、おぬし、やるなぁ」
という感覚でしょうか。
そういう所がないと時間がもったいないと感じるようです。
●十傳より→小池栄子のように顔も雰囲気も敬遠したいのに白いおっぱいだけを求めてしまうのであります。が、それも冬限定でして梅雨時は顔も雰囲気もオッパイもいらなくなるのであります。