2015
05.15

花の季節らしく、つぎからつぎへと新しい花がはなびらを誇らしく広げているのであります。

街は花の色と香りで満ち、日の光も花のきらめきには劣っているようにも感じますです。

少女がまたたくうちに大人になるように、花もまた実をつけるのに時間は要しませんです。

実をつけるために花を咲かせることを、ド~してか忘れるものでありますが、花は人間の目を和ませるために咲くのではなく結実させることが目的なのであります。

そうすると虫を呼んで受粉するわけですから、花はその蜜と花弁で虫を誘惑しなくてはなりませんです。とするとですよ、虫も花の美しさが分かるということになりますです。密の甘さだけではなく、花弁の鮮やかな色が必要だということになりますと、美という本質も人間だけに通用するものではないのかも、などと余計な空想に入り込むのでありました。

昨日、自慢げに咲いていた花も、カバラ朋美のように萎れておるのでございました。
なんとなく、ざまぁ見やがれっていう気分に駆られ、たいそう機嫌よくなるのでございました。
「毟ってさしあげましょうか?」
と悪意のこもったジョークも発したい気分になるのでございました。

小生意気なお女性に足をかけてひっ転ばせて泣かせたような残忍さも噴き出してまいりますです。

しかし、憎くて恨んでそうするのではありませんですよ。
可愛い女の子のスカートをめくってしまう少年の気持ちにも近いのでございますです。

ほーら、春先に人々の目を留めた梅の花は、見事な実をつけております。

あの可憐な桃色の花だったことが嘘のようでありますけれど、じっくりと見ていると、この実もまた色っぽいではありませんか。

齧って「いたーい」と悲鳴を上げたさせたくなるのでありました。

ともあれ、男と女の関係は単純で複雑。
個性的で没個性。
いろいろでありますが、滑稽という二文字で解決されるようなものかも知れませんですね。

  1. ここ数年、男性に足を引っかけられたり、むしられてしまうことがとても多いです~。
    特に一昨年、昨年はスザマしいほどで、ドラマの中にいたみたいでした。会社を辞めてもストークされてしまうって感じでした。その人、占いが好きで『お前は暗剣殺生まれだからダメ』などなど、多々すごいこと言われまして、そのおかげか、先生の奇門遁甲の本に出合えたのは不幸中の幸いでございましたね~~。私はその人のこと、前からなんとも思っていなかったのですが、やっぱりこれも滑稽な男女の関係の一つなんですかね。。

    ●十傳より→占いを絡ませた悪口は効き目がありますですよね。「お前は悪い星の元に生まれている」などなど。占いには占いではじき返すしかございません。奇門遁甲は良いお薬になるでありましょう。いまどき暗剣殺など古くて笑ってしまいますです。

  2. 花という花が一斉に咲きだし
    そして今は色々な実をつけ始め、目を楽しませてくれています。
    蜂や蝶などの虫達にも、もしかしたら好みのタイプというものがあって
    「この少しポッチャリした菜の花がいいな」
    「オレはこの散りかかっているのが好きだ」
    なんて話ながら蜜を吸っているのかもしれませんね。

    ●十傳より→風で受粉する、たとえばトーモロコシなどは色気のない花を咲かせますですね。

  3. 有難うございます。
    古いですよね。暗剣殺は私の隣の宮?みたいですが、それでもそうなのですかね?

    ●十傳より→隣の宮でしたら関係ありませんです。むろん、九宮をそれぞれ財帛宮とか子女宮とか分類するなら誰でもどこか(五黄中宮を除く)に暗剣殺はあるのでありますけどね。異常なパワーがあるということで、暗剣殺をいかに活用するかが奇門遁甲の奥伝というわけでございますです。素人占いに惑わされてはなりませんですぞ。

    • 何度も有難うございました。実はどこかの宮に割り当てられたものなのか、命理なのか何も説明なしで、その男性の第一声がそれだったものですから、ちょっと気になっていました。気学の占い師さんにきいても、隣の宮と説明されましたし、先生の御著書の命理でもそうでしたので、謎が深まるばかりでしたが、このコメント欄をお借りして先生とお話しさせていただいたら、気持ちがとても楽になりました。お手数をおかけいたしました。

      ●十傳より→気持ちが楽になった後は、「気持ちイイ」が待っておりますですよ。

  4. 毟って…という漢字に思わず頭のてっぺんを過剰に意識してしまいました(笑)

    あと10年たっても小野先生のようにフサフサでありますように…(ぷっ♪)

    ●十傳より→白髪が目立つよーになりましたですけどね。