06.22
モリオカの実家の庭は、しばらく見ぬうちに雑草がはびこり、朝から草取りに忙殺しておりました。その手を休め、コンビニで煙草を買おうと、坂道の途中で、花とその蟻を目にしたのでありました。
真綿のような柔らかい花に包まれ、私メが近づいても無心に蜜をすいつづける蟻はすこし淫らでもございます。
「後悔することがあれば、それは子供にたいしてかな」
ひとりのお女性の言葉が思い出されたのでございます。
「やさしく扱われようと、そればかり考えていたから」
別れて、かなりしてから、ある会場で再会し、ティカップをまわしながら、お女性はホテルの庭に咲いている花を眺め、
「ほんとよ」
ありふれた出来事の一つだったのかもしれません。
郷里のモリオカの自宅付近の坂道は、溜池山王のティールームに続くような錯覚をおぼえるのでありました。ぜったいにそんな光景ではないにもかかわらず。
意識とは奇妙なものであります。
茅ヶ崎の坂道も、神楽坂の坂道も、団子坂の勾配も、一本につながって感じられることがございます。そして、意識の中ではどの坂道も長くつづいているのであります。
「電話してきた子? お菓子がどこにあるかって」
「もう二十歳になったの」
うす暗い室内で裸の胸をさらけ、しかし、声だけは母親に固まっていた光景も、いわば暗闇の官能の途中でちょっと振り向いた坂道ありました。
庭作業はエロチックなのであります。
昨年とは違う、三年前とも違う、毎年、異なるエロスが、おなじ庭に宿っているのでございます。
すこしずつ庭は変化し、だから庭も坂道の途中とも申せますです。
庭の向こうには納屋があり、いま納屋を壊し、開運増築を業者とつのっておりますが、それも坂道。
これ以上、屋敷を広げてどうするのだと思うのですが、家もまた坂道。
長い回廊をもうけ、不思議な階段を設置し、家は龍の如く動き出し、時という坂道をすべろうとしておりますです。
母親から戻ってきたお女性の、量感のある腕のわきで、テーブルに投げ出されたその携帯が二回転ほどまわって…。いまでも回り続けているのではないかという気がしてなりません。
先生、この美しい白いお花は
何と言う名前ですか?
かなり大きくなるようですが…
●十傳より→なんだっけかな~。
子供の時、毎日通った坂道が
とても幅が広く、傾斜がきつく感じたものでした。
しかし、大人になると
坂の傾斜がさほどでもない事に気づく事があります。
でも夢に出て来る坂道は子供の時のまま…
記憶という幻想
●十傳より→記憶はいつも長く広いのであります。
6/23丁丁の大象吉+暗剣殺を実行しました。ところで、暗剣殺のパワーってなんですか?
●十傳より→五黄と対冲のパワーでありましょう。
最近、僕自身発狂に磨きがかかってきたのか、戦争や殺人事件のニュースを見ると、「もっと派手にやれ!!」などと考えるようになりました。トンコニアンて、みんなこんな感じですか?
●十傳より→正常のシルシかもであります。
小野先生は永遠に悪辣非道です!!
●十傳より→ありがとーございますです。
ナナカマドのお花でしょうか⁇
●十傳より→っぽいですね。
世界征服を一緒にしましょう
●十傳より→ふぅ~。
無心に花びらの中心を這い、齧り、吸い、口元にも指先にも蜜の香りを纏わせて、まだ足りぬと貪欲に次の花びらへ向かったのでしょうね、その蟻は。
庭を丹念に草抜きし、ならし、石を並べ、整える小野先生も、きっとエロい気配を漂わせているのでしょうねぇ……
そのお姿を見やるのがご実家のお母様や虫たちだけとは、なんとも羨ましい…覗き見されていませんか?
●十傳より→されてますです。ねっとりと。
ねっとり濃厚なエロスにやられました。
はひー、眠れない。
●十傳より→分かるんですね。
絵がみえるようです。
●十傳より→見られましたか。
十傳先生こんにちは。
奇門遁甲術入門を読みながら勉強中です。
応期法について質問があるのですが、奇門遁甲術入門のP87の方角の選び方で、例えば己の方位を取りたい場合、時干が己だと応期盤の中宮に己があるので方位が取れません。この場合はどうすればよいのでしょうか?
●十傳より→このページは逆算の方法を語っているものです。この時間に応期を迎えるためには、それ以前に西の方位をとりましょうというものです。ちょっと理解できないかもでしたね。
こんにちは。
10月27日、覗き見は可能ですか?
●十傳より→そー仰らず参加してくださいまし。あと残り座席8でございますですよ。