2023
07.31
07.31
子供の頃は、なにが美味しいのだと不思議だった食い物が、ある年を境に、
「こんな素晴らしいモノがこの世にあったのか!」
激しく感動するものがございます。
酒やタバコは、大人ぶって無理矢理ヤリ始めるのですが、カラスミの美味しさは突如として分かるのであります。
京都の旅館で住み込みのバイトをしていたとき、宴会客の残した燗冷ましのお酒を仲居のオバちゃんと、みんなで飲み交わしたモノであります。
そのとき、差し入れだと言ってカラスミを持ってきてくれたのが吉田のおっちゃんでした。
吉田のおっちゃんは断易が得意だと言うことはいつかお話しいたしましたね。
流れ者で、じつは奥さんを刺し殺し、逃げ回っていたと言うことも。
そして警察の手入れがあった朝に、吉田のおっちゃんはどこかにトンズラしていたということも。
その吉田のおっちゃんの差し入れのカラスミを、チーズを囓るよーに食ってしまって周囲に、
「オノはん、オノはん。これは超高級品でっせ」
ひんしゅくをかったものでありました。
カラスミの美味さを知ってから、秋になると鮭の精巣でカラスミもどきを作ったり、城之崎の魚屋の店先で自家製のカラスミを求めたりしたものであります。
「いつかはカラスミをいっしょに」
などと「誓い」をたてた相手を思い出しつつ、日本酒の美味しくなる秋まで保存しよーかとも思っているの手あります。
カラスミとは、
古代ローマ時代
地中海が発祥だそうですね。
安土桃山時代に
中国から製法が渡ってきたとか。
色が、唐墨に似てたから
カラスミとなったと祖父が言ってたのを思い出しました。
パスタに粉状にしてまぶして食べるのも
おいしいですね。
●十傳より→なーるほど。ありがとーございますです。
そういえばカラスミなる物を一度も口にしたことがありません
きっと高級品は私の口では持て余し
マズイ という結果になるのでしょうね
イクラもキャビアもホアグラも苦手
ただウニに関しては食べず嫌い
袋麺のサッポロ一番シオラ-メンが 旨いなぁ~ と感じる私には
高級食材は 好き・嫌いを通り越した眼中にない食材のようです
それでも、いつか、いつの日か
勇気を出してウニに挑戦してみようと思います
こんな臆病な私の背中を、誰か押してケロヨン
●十傳より→サッポロ味噌ラーメンもイイです。