2023
10.29
10.29
鑑定の後、考え込んでしまうケースが、ここのところ連続しております。
左の画像の卦も、その一つでありました。
高校生の母君がおいでになり、ご子息の悩みでありました。
通っている高校の女教師が、お坊ちゃま君を誘惑して、たいへんに困っているとのことでした。
女教師は55歳。
生々しいお話は、省略することにして、応爻(△)が、女教師さん。
空亡し桃花煞が付し、休囚無気。卦は六冲卦から六冲卦。
この関係は破綻する運命であります。
が、問題は螣蛇。
なに禍々しいことがある。
五爻の申の子孫がお坊ちゃまくん。朱雀が付して、そうとうなイケメン。
上爻と一緒に動いて、伏吟。
繰り返すという意味であります。
刧煞という殺傷の意味を持つ神煞は、憎くても離れられないジレンマを抱えているのでしょーか。
男子高校生であります。理性では関係を断ちたい、「ババアめ」と憎んでも、下半身が黙ってはおりません。誘われると、つい応じてしまうのは、私メにも憶えがございますです。
さて、女教師さんも、かなり逆上せていらっしゃるご様子。八割方ストーカーと化しているのであります。
彼女の写真をみせていただきましたが、年齢を感じさせない妖艶さ。これが桃花煞として示されているのでございます。
息子とはいえ、すでに17歳。子孫を眺めつつも、二爻の寅の官鬼もまた男として現れていると見ますです。
女教師との子の妻財と隣合わせております。
警察にも弁護士にも相談しているとのこと。
けれど桃花煞のストーカーの女教師さんは、法律など凌駕したところにある運命の恋。
たとえ泥水の恋でも、彼女には光り輝いているのであります。
さて、鑑定後、考え込んだのは、この先の、危険な状態を感知したからでございます。
心中ですか?
近松門左衛門しちゃうのかな?
●十傳より→世爻の午が合起するわけでして…。
親御さんは、さぞや御心痛の事でしょうね。
●十傳より→ホラーだと仰っておりましたです。
何とも生々しい
恋に溺れる年配の女性と情欲に翻弄される17歳の若者
少年の親御さんにとって心痛極まりない騒動
私の感性では理解できない50過ぎの女性の行動です
こういう方は相手を思いやる心の「愛」ではなく
自身が欲望する「本能」のまま突き進んでいるのでしょうね
お互いが求めあう感情が存在する事が
問題の解決へ足を引っ張ることになるのでしょう
人の情欲が絡み、とても難しい問題だと思います
どれほど妖艶でも歳には勝てません
数年後、大人になったこの少年は
「果てしない情欲に身を置いた自身の過去を消したりたい」
いずれ、そう後悔すると思います
時の過ぎる悲しみ程、恐ろしいものはありませ
ただ、先生は並みの人物ではありません
その前に、情愛という難題に取り組み解決されるものと確信しております
だって 小野十傳先生ですよ!
必ず、その少年の親御さんの心の痛みを取り除くことでしょう
プレッシャ-をかけすぎましたか?
そんなことは無いはずです
●十傳より→いえることは、この女教師は、同性たちから見れば「図々しいぞ」って感じでしょうか。
お母様の一番安心する解決策は、ございましたか?
●十傳より→時間を要する問題であります。ストーカーは10年以上続く場合が多いものであります。